--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1151 (2015.07.17)

Q. UFOさんからの疑問

 歴史人物の名前の読みって誰が決めてるんでしょうか?
 たとえば「織田信長」の読みは「おだのぶなが」ですが、これが正しいという確証はないでしょう。昔の人の手紙の中で名前にフリガナが書かれてたとは思えませんし……。となると誰がこの名前の読みを「おだのぶなが」と決めたのでしょう?
 また、本によっては信長の子どもの「信雄」は「のぶかつ」であったり、「のぶお」であったりしました
 ほんと誰が決めてるんでしょう? そしてなぜ複数の読み方が統一されないのでしょうか?

秀吉の妻が「ねね」だったり「おね」だったりしたことを思い出しました。
 統一されていない場合があるのは、複数の説があって決め手に欠けるという事情があるのだと想像されます。では、「決め手がある」場合は、どうやって決めているのか?――ですね。


A. まいねさんから

 歴史上の人物のお名前。難しいですよね。
 わかんないときはもうとりあえず音読でいいから!――というルールもあるそうです(有職読み)。藤原定家を「フジワラノテイカ」とか、伊藤博文を
「イトウハクブン」とか。
 とりあえず、わたしが知っているひとのお話だけお伝えしましょう。それは、「本人がそう書き残している!」という例。
 あの独眼竜政宗の母方の伯父さん、最上義光は妹である政宗の生母義姫と非常に仲が良かったことが有名だそうで、義姫宛のお手紙がたくさん残っている
そうです。その最後に「よしあき」とひらがなでサインがしてあったとか。
 この方は読み方にいろいろ説があったそうですが、そのお手紙を元に「よしあき」で決着が付いたそうですよ。