--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1175 (2016.02.12)

Q. やまおさんからの疑問

 レンコンに関する疑問が2つあります。

 1つ目、レンコンの穴は何のためあるのでしょうか。
 2つ目、レンコンは沼沢地に生育する地下茎だから空気は入れないはずですが、どのようにして内部の空洞に空気が入ったのでしょう。空気が入ってなければ、水圧で空洞はひしゃげているはずです。

レンコン大好きです。シャリシャリ感がたまりません!


A. ごんたさんから

 レンコン、好きです、子どもの頃は特別好きではなかったのですが、大人になってから大好きになってしまいました。ゴボウもそうです、なぜなんですかねえ?
 話を戻しまして、レンコンの穴は主に通気のためにあります。葉っぱ(裏に「気孔」と呼ばれる穴があるのは理科で習いましたよね)から取り込んだ空気を全体に行き渡せるための空洞なのですね。ということで二つ目の疑問も解けちゃいましたね。
 水圧でひしゃげる心配は無いかという疑問は簡単です、茎の太さと穴の大きさがが水圧に耐える割合で育って行けばよいのです。一定の間隔で竹のように節が出来ていますから、その辺が水圧に耐える限界じゃないかと思いますよ
 次に、「レンコンの穴はどうしてあんなに大きいのか?」について考えてみました。想像で申し訳ないのですが、レンコンが育つ場所に関連するのではないかと思います。
 テレビのニュースか何かでレンコンの収穫を見たことがあります、底の深い田んぼのような場所で栽培し、収穫時はホースで水を掛けて泥を掘り起こし収穫していました。
 泥の中で育つということは、水圧ならぬ泥圧に常に耐えることでもあります。土の中と違って泥は流動的ですから、変動する圧力に耐えねばなりません。
 レンコンは中心部の穴と周囲の穴の壁がちょうど車輪のような形になるよう並んでおり、穴と穴の間の壁が丁度スポークのように外壁を支えております。
壁となる部分が多い程縦・横方向の力(引っ張り強度)にも強くなりますし、穴が大きくなると浮力も稼げるという利点もあります。

A. ムーさんから

 レンコンの穴は,確かに根の末端まで空気を配るためのものでしょう。
 空気の取り入れ口は、葉の上面にあります。はるか昔、小学校の理科の教科書に、レンコンの葉を水槽に沈めて、茎から息を吹き込むと葉から泡が出るという実験の絵がありました。
 ただし、下手に葉を取るとそこから水が入って根が、つまりレンコンが腐るので、むやみにやってはいけません。
 蓮の若葉を塩茹でにして刻み、白ご飯に混ぜていただく、蓮葉飯というものがあります。幼い頃、母がしてくれたのを思い出し、八百屋に注文したら、熊本から取り寄せて(当方福岡)くれたのはいいが、えらく高い物につきました。
送料ではなくて、上記の理由で(秋の収穫をフイにするのですから)高価なのだそうです。