--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1178 (2016.03.04)

Q. kztさんからの疑問

「柔道」と「骨接ぎ」の関係について教えてください。
 接骨院の看板をみるとその多くが「柔道・ほねつぎ」などと書いてあります。柔道を極めると、骨接ぎの技能も自然と身につくのでしょうか。

私は、ありがたいことに骨を折った経験がありません。


A. くるみさんから

「柔道整復師」という職業がありまして、昔から「ほねつぎ」「接骨師」として広く知られているそうです。
「柔術」(柔道や合気道の母胎となった日本の武術)には、相手を殺傷する「殺法」と傷ついたひとを蘇生・治療する「活法」があります。この二つは発展変遷をとげ、現在「殺法」の技は競技柔道に継承され、「活法」は負傷者に施す治療法「ほねつぎ」「接骨」として伝承され「柔道整復術」となったそうです。
 現在は厚生労働省の許可した専門の養成施設か、文部科学省の指定した四年制大学で臨床系専門科目を履修し、国家試験を受けて合格しないとなれません。
 すでに競技柔道とは別物ですので、極めてもほねつぎの技能は自然に身につかないと思います。