麻薬の押収シーンは、素朴な疑問の宝庫です!
             映画やドラマなどで、麻薬や覚醒剤を発見して押収する際、刑事は必ずその場でビニールを破り、指を突っ込んで、白い粉をぺろりと舐めます。そして、
            「うむ、シャブだ」
            「やはりな」
            「こりゃ、しかもかなりの高純度だな」
            「アジトの奥に、精製設備があったようだ」
            などと、もっともらしくいいます。
            ・なぜ刑事は薬物の種類や純度が、舐めただけでわかるのでしょうか? さまざまな薬物の味を事前に知っていないと、わかるはずがありません。
            ・捜査の前に、そういう訓練を受けるのでしょうか。
            ・いきなり舐めて、危険ではないのでしょうか。毒物であったり、中毒になったりしそうです。
            ・その場で破った袋は、もう密閉できませんし、内容量もあいまいになります。
            上司から「ちょっと少ないな」といわれても「はっ、少しこぼれたようです」
            と言い訳ができますから、悪徳刑事がこっそりミニタッパーなどに入れて持ち帰ることも可能です。大事な証拠なのに、その場でいいかげんに袋を破ったりしていいのでしょうか。
            ・ほんとうの刑事や麻薬取締官は、実際どうしているのでしょうか。持ち帰って、試験室で分析した方がよほど理にかなっているはずです。
            ・試験室で、分析官が白い粉に指を突っ込んでぺろりと舐め、おもむろに「シャブですね、チョウさん」
            などと言ってたら面白いのですが、ま、それはないでしょう。
            ★私実際にそのような職業に就いている人からの回答をいただくのは難しいことなのでしょうか?