収穫が変動する理由は、あまりに多様でなかなか説明が難しいと思われるので、整理してみた。
以下に要因を列記した。
◇物理化学的環境要因
・照度が生育期と日周期で、どうであったか。(光合成量)
・気温や地温、水温が生育期にどうであったか。(寒暖)
・生育期の降水量がどうであったか。(乾湿)
・風力と風向が収穫期にどうであったか。(台風や強風の影響)
◇連作障害を避けるために耕作地を変えた場合などの物理化学的環境要因
・耕作地の地形はどうであったか。(平地、傾斜、向き)
・土壌の土性はどうであったか。(粒径、粒子の性質)
・土壌の成分はどうであったか。(養分組成、腐植質、
pH)
・土壌の乾湿はどうであったか。(湿地、乾燥地)
・土壌に含まれる水質はどうであったか。(水の養分含有、pH)
◇生物的要因
・種内関係はどうであったか。
(植えられた同種の植物の間隔が狭いと種内競争が起きる)
・種間関係はどうであったか。
(違う種類で種間競合があったか。悪い影響の寄生、良い影響の共生)
これ以外にもあるかもしれないが、これらの要因が複雑に絡んでその年の収穫量が変化すると考えられる。