--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1203 (2016.09.23)

Q. 亜パパさんからの疑問

 なぜ、バナナの皮はあんなにキレイにむけるのだろう?
 みかんは同じように手でむくが、たいしてキレイにはむけない。リンゴなどはそもそも手でむけない、なぜだろう?

果物の皮の何が違うかということですね。
  また、バナナの皮がむきやすいことでのバナナのメリット、そして、リンゴの皮が薄いことでのリンゴのメリット……、かな?


A. やまおさんから

 まず、果物の皮の何が違うかということですが……。
 リンゴは寒いところでできます。みかんは温暖なところでできます。バナナは暑いところでできます。
 暑いところほど紫外線が強く、身を守るために皮が分厚くなります。
 では、本題の、バナナの皮はあんなにキレイにむけるのだろう?
 バナナは痛むのが早いので、早く食べてもらわないと腐ってしまう。多分、早く食べてもらうために、むきやすくしたのでしょう。

A. 宇美浜りんさんから

 バナナの皮がきれいにむけるのは、種をばらまくためではないでしょうか。
 疑問No.807 で皆様がおっしゃられるように、本来はバナナにも種があり、それを広範囲にばらまくには動物に食べられて、動物が移動した先で糞とともに外に出るのが効率がいいです。
 しかしバナナは皮が厚いので、そのままでは動物が食べてくれません。ならば猿くらいの器用な手を持つ動物なら皮をむけるようにすれば、食べてくれるでしょう。そのため皮をむきやすいバナナが多くの種を残し、その子孫が現在のバナナになったのでしょう。
 リンゴについては皮をむきづらいかわりに薄いので、動物なら(たまに人間でも)皮ごと食べられます。だからむきやすくしなくてもよいのです。
 ミカンはバナナにくらべるとむきづらいですが、リンゴよりはずっと簡単です。人間は細かい白い部分が気になってしまいますが、サルならばあの程度は気にしないでしょう。
 つまり「皮をむきやすい果物は、サルの仲間が食べやすい(種をばらまきやすい)ように進化した」ということではないかと思われます。