Q. よもぎさんからの疑問
やってみればわかることなのですが、私と同じような疑問を持っている人が他にもいるのかなと思い、お尋ねいたします。
私の通勤ルートでは、駅の改札では交通系ICカードを使っている人がほとんどのように思えます。私自身、もう切符を買うことは滅多にありません。本当に便利になりました。定期入れから出さずとも、反応してくれるのもありがたい。
出張の際に、日頃使っているカードが現地でもそのまま使えるのも便利です。以前は複数のカードを使い分けていたのです。
というわけで、私は3枚の交通系ICカードを持っています。そこで、疑問なのですが、複数枚の交通系ICカードを定期入れて入れたまま、改札の機械にタッチしたら、一体どれに反応するのでしょうか? 反応する優先順位があるのではないかと想像しています。
★おっしゃるとおり、やってみれば答えは出ますね。
そんな「うっかり」の経験のある方、よろしくおねがいします!
A. よもぎさんから
やってみればわかることなのですが、私と同じような疑問を持っている人が他にもいるのかなと思い、お尋ねいたします。
私の通勤ルートでは、駅の改札では交通系ICカードを使っている人がほとんどのように思えます。私自身、もう切符を買うことは滅多にありません。本当に便利になりました。定期入れから出さずとも、反応してくれるのもありがたい。
出張の際に、日頃使っているカードが現地でもそのまま使えるのも便利です。以前は複数のカードを使い分けていたのです。
というわけで、私は3枚の交通系ICカードを持っています。そこで、疑問なのですが、複数枚の交通系ICカードを定期入れて入れたまま、改札の機械にタッチしたら、一体どれに反応するのでしょうか? 反応する優先順位があるのではないかと想像しています。
A. ミオパパさんから
ICカードを2枚重ねて使うと干渉を起こし、エラーになります。つまり、2枚のカードの持つIDが同時に送られてきて、リーダーが正確に読み取れないということです。
もうひとつ考えられることは、非接触ICカードが電波を使ってリーダーからエネルギーをもらって通信しているので、2枚以上のICカードがあると必要な電圧に達しないということも考えられます(この場合、エラーより反応しない可能性が高いとは思います)。
さて、主に日本で使用されている非接触ICカードは通信方式の違いによって
Type A、Type B、FeliCa の3タイプがあります。
Type A はNTTのICテレホンカード、Type
B は住基カード、Felica は交通系の関東のSuicaや関西のICOCA、九州の「はやかけん」などに使われています。
FeliCa は開発メーカーであるソニーのカード販売戦略が交通機関に普及させることから手がけたため、日本の交通機関ではこの方式にほぼ統一されました。
また非接触カードを2枚重ねて、使うにはICカードセパレーターを2枚のカードの間に入れると、使えるようになります。リーダーからの電波が電気伝導体であるセパレーターのなかで渦電流に変化して、裏面のICカードに届かなくなり、表面のICカードは通信することができるようになります。
余談ですが、ICカードは日本の有村国孝氏が1970年に世界で初めて発明し、ICカードの基本特許を取得しました。
しかし、有村氏は国内のみの特許出願で、外国特許出願をしていませんでした。そのため有村氏よりやや遅れて発明を完成させたフランスのイノバトロン社が世界主要国の特許を取得してしまいました。
現在、有村氏はICカードセパレーターのような電気伝導体にICカードを近づけると、読み取りエリアが広がる衝突磁界を利用したカードを開発しました。そのカードは驚くことに7メール先からでも読み取りが可能です。
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