--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.124 (2001.07.25)

Q. みちこさんからの疑問

「じゃんけん」で「最初はグー! じゃんけんポン!」ってありますよね?
 何で最初に「グー」なんでしょう?

 今、私は父の仕事の都合で海外に来ています。
 今日のお昼頃、上の部屋から外を見ると日本の子と韓国の子(みんな小学生か幼稚園児ぐらいです)がじゃんけんをしていました。

「日本はこうやるんだよ〜」
「最初はグ〜! じゃんけんポン!!」

 それを聞いて、あはは、可愛いな〜♪ ……と思っていて、
「……?! 何で『最初はグ〜!』なの?!」
と思いました。
 ちなみに私のいる国では「ハサミ!岩!紙!」(日本語訳)とやります。ちょっと直接すぎるかな?


A. クラウンさんから

 自分の記憶では『8時だよ!全員集合』が初出ではないかと思います。
 番組のコーナーで、ドリフターズのメンバーが西部劇の格好をしてジャンケンをし、負けた方が、ズボンの中に仕込まれた風船に水を入れられるなどの罰ゲームを受けるというものだったと思います。
 そのジャンケンでゲームを勢い付かせるためか、「最初はグー」と言ってからジャンケンをしていました。
 曖昧な記憶ですし回答でもありませんが、ご参考までに。

A. オヤジさんから

「最初はグー!」には、子どもが無意識にグーを握ってしまう行動をリセットさせる効果があります。
 幼稚園児に「最初はグー」というかけ声無しにジャンケンを挑んだ場合、かなりの高確率で幼稚園児はグーを出します。生体的な根拠は判りませんが、素人考えでもチョキよりはグーの方が出しやすいことでしょう。
 最初に、かけ声と同時にグーを出させることにより、次に出す種類を考える猶予を与えているわけです。
 誰が最初に行ったのかは存じませんが、ジャンケンの奥深さを感じさせる、素晴らしい方法だと思います。

私の持っている資料では、グーの出される率は約35%。チョキは約32%、パーは約33%となっています。(星田)

A. FZさんから

 以前、何かのテレビ番組で、桂三枝師匠が、「あれは僕が考えたのだ」と言ってました。
 昔のテレビ番組で「たたいてかぶってじゃんけんぽん」というコーナーがあって、ノリを良くするために。というのが目的だったようです。

A. 第六腰椎さんから

 ドリフターズ説(というより志村けん説)が有力だと思われます。
 以前、志村けんさんが自ら考案した経緯を話してらっしゃいました。
 普段、飲み会の終わりごろに会計当番を決めるとき、罰ゲームとしておごり役を決めるときなどに、ジャンケンをすることが多かったそうなのです。
 ところが、そのときにはすでにテンションが高くなった酔っ払いばっかりなので「ジャンケンポン」の掛け声でみんなが一斉に手を出すことが上手くできないという事態が続いたので、志村さんが
「じゃあ、『最初はグー』で手をそろえましょう」
と提案して始まったそうです。
 日常の出来事や自然な言動をネタとして取り入れ、誰もが頭を使わずに笑えるコントをつくるというスタイルを貫いている(本人談)志村さんは、それを『8時だョ! 全員集合』でそのまま使ったら流行ってしまったそうです。

A. 月島さんから

 これって『8時だョ! 全員集合』でのドリフターズが元祖ではないのでしょうか? カトケンがやっていたので私は覚えました。
 当時、これに対抗して「じゃんけんホイホイ、引っこ抜いてホイ」というのを流行らせようと『クイズ・マンザイグランプリ』(※『クイズ・グランプリ』の後番組)でやってました。こっちはマンザイブームの終焉と共に消えたようですが……。(言葉のゴロから言えば桂三枝説に軍配が上げますが……)