--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.130 (2001.08.17)

Q. 水鏡さんからの疑問

 信号待ちで止まっている大型トラックが、ときどき「ギュイーン」って音を出すんですけど、あれって何の音ですか?
 信号が変わって発進する前によく聞くように思います。きっと大型トラックに乗っている方にはすぐ分かるような質問かもしれませんね。よろしくお願いします。

その音と同じなのかどうか……、バスからも聞くことがありませんか?(星田)


A. mittyonさんから

 きっとその音の正体は、エアータンクの空気が抜ける音です。
 大型車にかぎらず、バス、トラックはエアーブレーキを採用しているから、エアーがすくなくなると自動的にエアーをタンクにためます。ある程度たまると必要ないエアーをバルブから排出します。そのときにに音が出ます。
 昨今の運転手さんは、そのバルブに笛をつけたがる人も多く、ピュウーという音を出すものもあります。
 解ってもらえたかな?

A. こんどうさんから

 それは、排気ブレーキのことでしょうか?
 排気ブレーキとは、エンジンブレーキの効果を高める装置です。「排気ブレーキ」言う名前の独立したブレーキがあるのではなく、エンジンブレーキの効きを良くしているのです。
 排気ガスの排出を阻害して、エンジンの排気抵抗を大きくし、エンジンブレーキの効きを良くしています。主ブレーキの使用頻度を下げ、ぺーパーロックやフェード現象の発生を防止できるようです。

A. てるてるさんから

 大型車のブレーキは、ほとんどが圧縮空気を使います、そのため空気タンクには十分に空気を溜めておく必要があり、すくなくなると補充しなければいけません。
 タンクにはやはり容量があり、一定以上の圧力になると圧縮空気を作り出すコンプレッサー(ポンプ)を止めてタンクを守る必要があります。
 そのために付いている装置を安全弁と言います。 
 みなさんが聞いている音は、この安全弁から漏れている空気の音です。 
 他にもうひとつ理由があります。
 空気を圧縮すると空気中の水蒸気が集まり液体化するのですが、その液体を放置するとブレーキが利かなくなる等の弊害が生じます、そうならないようにときどき抜いてやる装置もあります、この装置のことをドレーンといいます。
ドレーンには手動のものと自動のものがあり、自動のものが定期的に音を出します。