--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.133 (2001.09.07)

Q. ぴんさんからの疑問

 今さらながらの疑問なんですが……、横浜銀蠅のヒット曲に『ツッパリハイスクールロックンロール(登校編)』があります。この中の歌詞に、
「ヨーラン背負ってリーゼント」
「タイマンはりましょ赤テープ同士で」
などとあるのですが、
この「ヨーラン」と「赤テープ」の意味がわかりません。
 たぶん「ヨーラン」は学ランの一種なのでしょうが、「赤テープ」は何に使ったのでしょう?


A. ふなさんから

 私も高校は私服でした……。
「ヨーラン」とは詰め襟と丈の長い学生服の事だったと思います。「長ラン」とどこが違うのかは定かではないですが……。
「赤テープ」は、学生鞄の取っ手に巻きます。これは「ケンカ買います」の意思表示でした。

A. うにうにさんから

「ヨーラン」とは濃紺の学生服のことです。
「ガクラン」と言う隠語がありますが、これは男子の学生服のことを指します。応援団が着用する応援用の式服(学生服)は、首がふらつかないように詰襟が高く、一礼した際にお尻を見せないよう、丈が膝あたりまで延びています。丈が長いことから、この種のガクランは「チョーラン」と呼ばれています。通常、チョーランは黒一色なのですが、70年代後半頃から、ファッション性が考慮された、様々な色のチョーランが作られました。
 ヨーランの他に「ハクラン(純白)」「コーラン(真紅)」などが在ります。また、紫色のチョーランもヨーランと呼ばれることがあります。
 余談ですが、ガクランは「学嵐」「学乱」「学濫」などと書かれることもありますが、もちろん、いづれも当て字です。
「赤テープ」とは「ケンカ売ります!」という意味です。
「ツッパリ」とは、死語になってしまったようですが、校則を守らない、いわゆる不良学生のことです。彼らはほとんど例外なく、ペッチャンコになった学生鞄をぶらさげて通学していますが、この鞄の角の部分に太い赤テープを斜めに貼りつけることによって、
「ブン殴られたくなかったら俺に近よるな!」
という無言のメッセージを喧伝しているのです。かなり攻撃的な主張と言えます。
 一方で青テープを鞄に貼った場合は「ケンカ買います!」という意味になります。「赤テープ」が積極派なら「青テープ」は消極派と勘違いされそうですが、実は、こちらの方は、
「いつでも、誰からの挑戦でも受けて立つ!」
というメッセージになりますので、よほど腕っぷしに自信が無いと、このテープを貼るのは危険なのです。
 実は、私も、「赤テープ」は「ケンカ買います」の意味で使われることが多いということ走っています。私が通っていた高校では、皆そう思っていました。
 ところが他の高校に通う先輩から、
「信号と同じで『赤テープ』は『(ケンカ買いたくなかったら)止まれ!来るな!』、『青テープ』は『(ケンカ売りたい奴は)突っ込んで来い!』という意味だ」
と聞かされたのです。
 つまり、相手に対する警告として「赤」は「止まれ」、「青」は「進め」。だから、それぞれ「ケンカ売ります」、「ケンカ買います」という意味になるのだそうです。
 でも、地域によって違うのかもしれませんね。因みに、私が通っていた高校は福岡の田舎の学校です。
 その他、「金テープ」は「お金は持ってません」、「白テープ」は「降参します」などのジョークも在ります。

A. 黄昏の靴職人さんから

 ヨーラン……、憧れましたねえ中学時分。
「ヨーラン」とはその通り学ランの一種で、裾がびろーんと長くなっており、ひざ下ぐらいまであるデザインのモノです。
 ヨーランとハイウエボンタンをワンセットで着用し、白く細いエナメルベルトとかかとをつぶしたエナメル靴か婦人用サンダルで足元をキメルと、イナセなヤンキーのいっちょあがりです。当時はこれがカッチョイイとされてました。
 もっともヨーランもハイウエボンタンも当時とても高価でしたので、ほんの一握りの人たちしか手に入れられなかったですけどね。
「赤テープ」の方ですが、当時のヤンキーの間での決まりごとで、
  赤テープ……「喧嘩売ります」
  白テープ……「喧嘩買います」
の意味を持ち、フォーク型のブラシしか入っていないペラペラの学生カバンの取っ手にグルグルと巻きつけていました。
 曲中の「タイマン張りましょ赤テープ同士で」というのは、要は「喧嘩売ります」の赤テープを巻いたカバンをぶら下げている者同士がかち合った、とまあ、そういうことです。
 ついこの間の話だと思っていたら、すでに世間では忘れられているんですねぇ。年をとったな……。

A. FZさんから

「ヨ−ラン」は学ランの一種で問題無いと思います。
 あと、「赤テープ」は、当時学生カバンの手提げの部分に「喧嘩買います」の意味で強さに自信のあるツッパリの方々が巻いていたらしいです。これは、翔さんがテレビで言っていましたから間違い無いでしょう。
 ただ翔さん(横浜銀蠅のボーカル)曰く、
「赤テープ同士で……って歌詞だけど、買う方同士じゃ喧嘩にならないッスけどね」
 ごもっともです。

A. みっち〜さんから

「ヨーラン」は裾の長い、通称「長ラン」のことです。長ランは長ランでも、
気合いの入った、たとえば裏地に龍の刺繍なんかが施してあるやつ、そんなのを「ヨーラン」と、ウチらは呼んでいました。(僕が中学の時は、まだ長ランや中ランが流行でした)
 中学の卒業式、当時7万円くらいする特別仕立ての「白ラン(白い長ラン)」を着て出席するのが、「番」の勤めでした。これは関係なかったかな……。
 自分の周りでは、「気合いの入った長ラン」の解釈でした。
「赤テープ」は、ぺたぺたに潰した鞄の取っ手に赤テープを巻いたもので、それは「喧嘩上等」の印でした。普通の学生鞄じゃなく年季の入った通勤鞄(オヤジ世代が持っているような)が、当時流行でしたよ。その、ワッカになっている取っ手に、ぐるぐると赤テープ(ホームセンターなんかで買ってくるわけです)を巻いていました。
 今思うと、よくこんな恥ずかしいことをしていたなー、と思うことしきり……。

A. エドワルド高田さんから

「タイマンはりましょ赤テープ同士で」
という歌詞ですが、「赤テープ」は、「喧嘩買います」って意味だったと思います。学生カバンの取っ手の部分に赤いビニールテープを巻きつけておくんです。そうすると、そのサインをみた他の不良が絡んでくる、って流れです。

A. たけのこ1号さんから

 まず「ヨーラン」についてですが、詰め襟の学生服で「不良」と呼ばれる方がよく着ていたコートのような長ーい学生服のことです。
 普通の学生服よりすこし長いのが「中ラン」、腰の上くらいの丈の短いのが「短ラン」と呼ばれていました。
「赤テープ」については、地域によっても違いますが、ヤンキー全盛の80年代ごろ、手提げ型のかばんの持ち手のところに赤いテープを巻いていると「ケンカ買います」などという意味があったと思います。
 他にもテープの色でいろいろ意味があったと思いますが、ちょっと思い出せません。

A. artさんから

 昔(今もかも知れないけど)応援団が着ていた「長ラン」という学生服があるのはご存知でしょうか? この長ランの長さは大体膝くらいまでの長さで、「ヨーラン」とはそれよりも長い学生服です。
 学生カバンの持つ部分を赤いテープで巻くと、「喧嘩買います」という意味があるのです。

A. りゅーくんから

 お答えします!
 今をさかのぼること20年ぐらい前、横浜銀蝿の全盛期がありましたが、それより更に以前(詳しくは知りませんが)いわゆるツッパリの学生服、すなわち「学ラン」の一種です。
 学ランの丈の長さで呼び名が変わって、足の付け根と膝の中間ぐらいまでの丈のものを「中ラン」、膝ぐらいまでのものを「長ラン」、それより長く足首ぐらいまでのものを「ヨーラン」と呼んでました。
 それと、赤テープですよね!
 当時の「ツッパリ」は、通学用のバッグ(勿論ツッパリ用の)の手提げ部分などに赤いビニールテープを巻付けている人が多く存在していました。
 そのテープの意味は、「喧嘩上等(けんかじょうとう)」。
つまり、
「いつでも喧嘩をする覚悟はあるぞ!」
と、いきがってたわけなんです。
 私は、もうちょっと後の「短ラン」が出始めの世代ですけどね!

A. みょみょさんから

「ヨーラン」というのは学生服の種類のことです。
 ちなみに「洋ラン」となります。他に「短ラン」「長ラン」などがあるわけです。
 また、「赤テープ」というのは、学生鞄(ツッパリはペッタンコにしてあり
ます)の取っ手に巻かれた赤いテープのことですね。赤テープを鞄に巻いているというのは、「ケンカ、買います」と言っているのです。つまり赤テープの鞄で歩いている人は「俺はいつでもケンカしてやるぜ!」と息巻いていることになります。そこで赤テープを巻いている者を見たツッパリ君は、「生意気だな」と、ケンカをふっかけることになるわけです。
 だから、「赤テープ同士で」というのは、「ケンカ、買います」同士で行う決闘、ということになるのです。懐かしい;;。

Satosyさん、横浜銀蝿大好きさんからも、回答をいただきました。ありがとうございます。(星田)