一般的には、旧暦の日付と同じ数字のまま、単純に太陽暦に置き換えている場合が多いと思われます。
たとえば、赤穂浪士の討ち入りは当時の暦で元禄15年12月15日、太陽暦では1703年1月31日です。しかし、赤穂浪士にまつわるいろいろなイベントなどは、今の暦の12月15日前後に行なうのが多いですね。
歴史年表などに載っている日付は、その当時用いられていた暦法で記されるのが普通です。従って、日本では1872年(明治5年)までのできごとは旧暦の日付で載ります。当時の史料を読んだりする時にそのほうが便利だからということもあるのでしょうね。
もし太陽暦に換算するとなると、機械的にはできませんので、国立天文台の内田正男さんが編集された『日本暦日原典』などの資料を用いることになりますが、「今日は何の日」などの本の著者がそこまで手間をかけることはあまりなさそうに思われます。
ただ、事件によっては、太陽暦に直した日付で言い表すのが一般的になっているものもあります(例:ロシア革命…「2月革命が1917.3.12に起こった」などと言ったりします)ので、「今日は何の日」などでも中には太陽暦に換算されている項目もあるかもしれません。
本当は、世界には他にもイスラム暦やユダヤ暦などさまざまな暦法があるのですが、それらの文化圏でのできごとを年表などに載せる際にどちらの日付を使うのが一般的か、ちょっとわかりませんでしたので、ここでは触れませんでした。