--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.164 (2002.01.27)

Q. ボラーチョさんからの疑問

 バドミントンは、女子シングルスの場合、1ゲーム11点先取です。その他は15点で、近いうちにすべて7点に変わりそうです。
 卓球は1ゲーム21点から11点に移行中。
 バレーボールは数年前に1セット15点から25点になりました。
――というように、どれももともと奇数で変更後も奇数。決められた得点を先に取った方が勝つスポーツは、1ゲームまたは1セットで取らなければならない得点が奇数の場合が多いのです。
 これは何か必然性があって奇数になっているような気がしますが、納得いく理由が思い浮かびません(卓球だけはサーブの回数の公平さとか関係がありそうですが……)。
 同じような競技でもテニスは6ゲーム先取なので、他の競技でもキリの良い10点とかでもかまわないと思うのですが……。
 自分はバドミントンを長くやっているので、「奇数先取」が体になじんでしまっています。市民大会などでローカルルールでやるときも、やはり、21点とか11点とか、必ず奇数に定められていますので違和感がありません。
 しかし、テレビのバラエティ番組などで特別ルールを作ってこのような競技をやってるのを見るときに、「偶数先取」だとすごく違和感を感じるのです。
 
でも、あらためて、「なぜ奇数でなければならないか」と考えると合理的な理由はなさそうのです。なぜなんでしょうね?


A. fumuさんから

 自然数を奇数と偶数に分類したのは、ピタゴラスが最初であると言われています。しかし、卓球の起源は諸説が入り乱れ、得点の根拠もまた解りません。
 なので、奇数とはなにかということを紹介したサイトをひとつ。

■奇数の文化と偶数の文化
http://www.kcn.ne.jp/~tkia/mjf/mjf-29.html

 日本人に、奇数点先取が受け入れ易いのはこういう所に源流があるかも。