--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.177 (2002.03.28)

Q. ふたご座生まれさんからの疑問

 よく将棋の駒の大きな置物があって、「馬」という字が裏返って書かれてあります(上下が逆さまということではありません)。縁起のいいとの意味だとは思うんですが、どういう意味があるのでしょうか? ぴたっと的を得た回答をお願いしたいものです。
 この駒の置物を見るたび奥歯にものが挟まってる感じです。商売をしているところに多いようです。


A. 菰野の百姓さんから

「左馬」といって、中気(中風)にならないとか。

A. ZACさんから

 東京駅の中央通路丸の内側に、「山形県フェア(?)」のコーナーがあるのですが(H14.4.12現在)、そこに将棋の駒の形をした「逆さ馬」が展示されています。
 その説明書きによると、「うま」の逆さである「まう」は「舞う」に通じ、祝い事に際に行われる。「舞(まい)」を意味にすることになりめでたいとのこと。また、「逆さ馬」の文字の下半分の部分の形が巾着に似ていることから、お金が貯まるというような意味もあるとか。
 他の地方の「逆さ馬」には別の意味があるかもしれませんが、とりあえず情報として提供いたします。

A. たすくさんから

 それは「左馬」といって、やはり縁起がいいものです。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.ikechang.com/shogi4.htm

星田より。
上記サイトの運営者様から、内容転載の承諾を得ました。
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「馬」の字が逆さに書かれている「左馬」(ひだりうま)は、天童で生まれた天童独自の将棋駒です。このあたりでは、家を新築した方や商売を始めた方への贈り物として重宝されています。というのは、「左馬」は福を招く商売繁盛の守り駒とされているからです。

1.左馬は「馬」の字が逆さに書いてあります。「うま」を逆から読むと「まう」と読めます。「まう」という音は、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を思い起こさせるため、「左馬」は福を招く縁起のよい駒とされています。 
2.「馬」の字の下の部分が財布のきんちゃくの形に似ています。きんちゃくは口がよく締まって入れたお金が逃げていかないため、古来から富のシンボルとされています。 
3.馬は人が引いていくものですが、その馬が逆になっているため、普通とは逆に馬が人をひいてくる(=招き入れる)ということから商売繁盛に繋がるとされています。 
4.馬は左側から乗るもので、右側から乗ると落ちてしまいます。そのようなことから、左馬を持つ人は競馬に強いといわれています。
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y@yさん、tantanさん、みーちゃんのパパさんからも、
 回答をいただきました。ありがとうございます。

A. Chomicatさんから

 左馬(裏返して書かれている「馬」の字)に関して。
 祇園を元とする芸者衆は縁起を担いで左馬の入った身の回り品をつけますが、京都京極には「左馬」と言う何代も続いた有名な化粧品店があります。
 ここは大昔から、今はやりの油取り紙を売り出した元祖です。