--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.183 (2002.05.03)

Q. ミルクティー大好きさんからの疑問

 喫茶店でアイスティーなどを頼むと氷が入ってることがありますが、その氷の一面だけ、凹状になっている場合があります。あれはなぜでしょうか??
 3店も喫茶店に行けば、そのうちの一つの氷はほぼ確実に凹状になっておりますので是非チェックしてみてください(笑)。


A. ハムスターさんから

 不確かな記憶ですが、業務用の氷を作るとき何か、突起状の物に水をまとわりつかせて氷を作っていたと思います。
 それでもって、穴があいてるのは、その突起状の物の跡とおもわれます。よく憶えてなくてごめんなさい。

A. 麻生有美さんから

 あのくぼみには、アルミの突起が入ってます。全体的にゆっくりと冷やすこによって、氷が透き通るので、喫茶店などでよく使います、
 また冷やすとき、くぼみがあると、水の中に溶けていた空気がそこに集まって、氷には、空気がたまらなくなります。

A. ななさんから

 喫茶店などの飲食店で使われている製氷器のしくみによるものです。
 ふつう家庭では、製氷皿に水を張って氷をつくって、それをひっくり返すことによって氷を取り出しますが、飲食店のように大量の氷を必要とするところの製氷器は、家庭で使う製氷皿を金属で作り、もともとひっくり返した状態にしてこれを冷やし、それぞれの穴に下から噴水のように水を吹き上げて氷を作るシステムになっています。そのため、ある程度の氷ができた状態でも、その噴水の水が当たる部分だけは少しえぐれたようになっているんです。

A. みみずさんから

 家庭の冷蔵庫で作った氷は、中央に白い不透明な部分が出来ます。これは、氷に不純物が含まれているためです。
 喫茶店では、この不純物を含まない透き通った氷を作るために、業務用の製氷機で氷を作ります。家庭と喫茶店の氷とでは形状が異なるのはこのためです。
 業務用の製氷機では、製氷皿を逆さにして中央に穴のあいたフタをします。この穴から水を噴射させて製氷します。このため、喫茶店の氷は、中央が凹んでおり、透き通った氷となるのです。

yuuさんからも、同様の回答が届いています。(星田)

A. d-kikuさんから

 喫茶店の氷に穴があいてる理由は、業務用の製氷機のせいだと聞いたことがあります。
 業務用の製氷機は、家庭用の製氷皿を裏返した形の物を冷やしておき、それに冷たい水を吹き付けて氷を作るのです。だから水が吹き付けられるところに穴があくのだそうです。
 製氷皿は金属製(アルミかな?)なので冷えた水が接した瞬間に氷ができます。
 私はテレビで製氷機自体を見たので良くわかりましたが、言葉で説明するのはむずかしいですね(^^;。

A. ルネゾウさんから

 あれは自動製氷器で作った氷にできる穴です。
 業務用の製氷機の製氷皿は家庭用のとは逆向きに(そこが天井を向いて)ついていて、それにふたをします。このふたには穴があいており、そこから水を噴射して凍らせています。で、結果的に残ったのがあの穴です。
 技術的には穴をふさぐことは可能なのですが、水に含まれた不純物を取り除ききれいな氷を作るため穴があるほうがいいのです。(氷になるとき不純物が追い出されきれいな氷ができる)
http://www.home-tv.co.jp/gimon/01106/index1.htm

A. マーサさんから

 喫茶店などの氷の製法は、私たちが氷を作るときとは違って、下から上に水を吹き付ける製法をとっています。そのため、回りから先に凍っていき最後に水が吹き付けられた部分だけすこし穴があいてしますのです。
 穴をふさぐことは技術的に可能ですが、不純物が入ってしまうためあえて穴を埋めずに作っています。
 また、氷が透明なのもこの製法のためです。

A. またたびさんから

 あのへこみのついている氷は作り方が普通のものとは違います。
 一般家庭ではたいがい、仕切りのついたプレートに水を流しこんで冷凍し氷を作ると思います(最近は冷蔵庫が作ってくれますが……)。そうすると、氷の中に白いスジが入りますよね。業務用の製氷機ではそれを防ぐために特殊な製氷の仕方をしているのです。
 とても詳しい解説を下記のサイトに見つけました。

・今関冷機製氷販売さん(トップページ)
 
http://www5a.biglobe.ne.jp/~imaseki/
・同サイトの「実践氷業学」(解説はこちら)
 
http://www5a.biglobe.ne.jp/~imaseki/hp04.htm

「第1章 小型自動製氷機のしくみ」がそのものズバリだと思います。要は水を噴射した跡だということですね。

A. おぐりさんから

 喫茶店の氷ですがなぜへこんでいるかというと(昔聞いたことですが……)、氷はどのようにしてできるかから話さないといけません。
 容器に入れた水が氷になるとき、容器に接触している部分から固まっていきます(これは水よりも容器の方が温度が低いために起こります)。家庭用の製氷皿などで氷を作ると、凍らせる時間が短い場合、中心部が水のままのときがありますが、まさにこれが外から氷になっていくことを証明しています。
 さて、喫茶店や飲み屋で使用されている一般的な製氷器は、製氷皿を使って氷を作っているのではなく、形状的には製氷皿をかぶせた様に逆さについています。いわゆる逆さに取り付けた製氷皿と思って頂いていいと思います。
 ご指摘の氷は、一部がへこんでいるということなので、きっと、製氷皿の下側(氷が落下する方向)から上向きに水を噴射しているのだと思います。
 この場合、氷ができた後に冷却されていた製氷皿を暖めて表面を溶かして氷を貯氷曹に落とします。この場合に中心部が凹んだ状態になるようです。技術的には凹ませない氷もできるそうですが、凹ませないと透明な氷にならないそうです。
 一方、製氷皿の底に当たる部分に水が噴射されるノズルがついていて、下向きに水が出すタイプの製氷器もあります。このタイプは表面を溶かして氷を落下させるのではなく、自重によって落下するようです。この場合は、氷の中心部は凹まないようです。

この他にも、どらエモンさん他の方からも、回答をいただきました。たくさんのご回答を、ありがとうございます。(星田)