--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.191 (2002.05.31)

Q. あとむさんからの疑問

『三銃士』って剣を使って闘っているのに、どうして「銃」なのでしょう?
 この疑問は、私が社会の先生に
「変な名前の島が有るの知ってます?」
ときいたのが始まりでした。先生は知らなかったので、答えを教えてあげました。すると
「こいつは結構雑学に詳しいな」
と思ったのでしょう、それならばと私に投げかけてきたのが、この疑問です。
 どうやら社会科の先生達でも解けなかったようなので、絶対に私が解いてみせると思ったまではいいのですが、まったく情報がつかめず……。私の予想では、まるで銃のような速さで次々に倒していったから――とかしか思い浮かばなかったです。
 本当に、どうしても知りたいのでお願いします。


A. 茶柱沈没さんから

『三銃士』に出てくるアトス、アラミス、ポルトスの印象が強いのだと思いますが、彼らは銃士隊の隊長クラスで、部隊を指揮する立場にあります。その他大勢の隊員はマスケット銃という銃を撃つ鉄砲部隊です。

A. 伽那他さんから

 三銃士は、フランス銃士隊の有名人(問題児?)三人組と、若い銃士見習ダルタニアンの出会い・友情・成長を描いたものです。銃士隊とは、国王直属の親衛隊のようなもの、と理解しています。
 三銃士でも銃を使用するシーンもありましたが、決闘など接近戦の場合は剣のほうが便利だったのでそちらが印象に残っているのではないでしょうか?

A. 美音さんから

「三銃士」が所属しているのは、「銃士隊」という部隊です。
 当時は、まだ白兵戦と言えば、剣を使った戦闘が主流でしたが、鉄砲という新兵器が登場したころでもありました。
 そうした新兵器が配備された、今で言うところの特殊部隊が銃士隊なのです。 この銃士隊は国王直轄の部隊で、一応、王宮の警護が主任務ですが、国王の指示で敵地に派兵されることもあったようです。
 とはいえ、当時のマスケット銃は、今の銃のように連発で発射することもできません。一発発射してから次の発射までに時間がかかることから、白兵戦では、依然、剣による戦闘がメインだったわけです。

A. あめさんから

「三銃士」というからには「銃士」が三人(アラミス・ポルトス・アトス)という意味ですね。
「銃士」というのは「mousquetaire」、つまり「マスケット銃隊(銃士隊)」に所属する兵のことで、1622年にフランスのルイ13世が編成した国王直属の軽騎兵隊のことだそうです。
 物語に印象的に登場する剣は、彼らにだけ携帯が許されたレイピア(=細剣)で、私が調べたところでは。
「剣には国王に対する忠誠と仲間への信頼が込められており、銃士の魂として後世に語り継がれることになる」
とのことでした。
 彼らはマスケット銃と細剣で武装しており、高い機動力と打撃力を備えた部隊として数多の功績をあげたのだそうです。
 確か物語では銃士隊は既に解散させられて上の三人だけが残されていたところから始まっていたような記憶が……。

A. ルネぞうさんから

 三銃士とダルタニヤンが所属するのはマスケット銃士隊。フランス国王直属のハイテク兵器(マスケット銃)で武装した精鋭集団でした。仕事は主に王宮警護、たまに国王の気まぐれで戦争にかり出されることもありました。だから実際銃を持っているんです。
 ただ、そのころのマスケット銃は非常に重く集団戦闘向けでした(持ってまわるわけにはいかない。だって9キロ以上あったらしいから)。というわけで白兵戦ではレイピア(細身の剣)で戦っていました。
 彼らはつねに貧乏でした。なぜなら、給料を国が払ってくれなかったり、なおかつ、上役がピンハネしたりして、収入がまったく安定してなかったのです。 だから、食料と装備(弾薬糖)を手に入れるために何でもやったそうです。ほんとに何でも屋。

A. はんざきさんから

「銃士」というのは、マスケット銃を装備している兵士のことです。1622年にルイ13世が創設した、短筒の小銃で武装させた貴族の近衛兵のことを銃士というようです。映画の『三銃士』の『銃士』も腰の辺りに小銃を持っていませんでしたか(よく覚えていないのですが)?
『三銃士』と呼ぶのはそんなところからだと思います。

A. kamijyoさんから

『三銃士』の英語名は、『The Three Musketeers 』。
 17世紀中頃は銃器が広く用いられるようになり、重い甲冑ではなく、軽装でフェンシングで戦うようになった頃です。
 1622年、ルイ13世がそれまでの軽騎兵隊にマスケット銃を与えることによって国王直属の部隊として編成した初代の銃士隊であり、それが Musketeer なんです。
 ただこのマスケット銃、かなりお粗末なものだったらしく、不発率は多いわ、反動は大きいわ、命中率は低いわ、殺傷力は小さいわ……で、非常に使いづらいものだったようです。そのため、戦場での使用はともかく、1対1での使用には向かないもので、細剣での決闘が主になったのだと思われます。

A. 神無月いづるさんから

『三銃士』は、17世紀フランスに実在した「マスケッター」、つまり、「近衛マスケット銃士隊」にまつわるお話です。
 主人公ダルタニャンも、シャルル・ド・バッツ・ド・カステルモール・ダルタニャン伯爵という舌噛みそうな名前の実在の人物です。
 当時は17世紀ですから戦場の主役は「銃」へと移り変わりつつありました。マスケットとは「フリントロック(火打石)式」に代わる、当時の最新式の銃の名前。つまり、「銃士隊」の「銃」というのは、紛れもなく彼らの使う銃のことです。
 ですが、銃士隊は精鋭部隊。当然、当時の貴族の嗜みである「剣」の腕も一流でなくてはなりません(実際のところ当時の官職はほとんど金で売り買いされ、実在のダルタニャンも銃士隊の官職を金で買ったそうですが)。当時、貴族達の決闘法は「剣」による一騎打ち。そもそも彼らの遣う「レイピア」は戦場用というよりむしろ一対一の決闘用の武器でした。実際、銃士隊の隊員のみが身につけることを許された「名誉の象徴」たる剣もあったようですしね。
『三銃士』の舞台はパリの街中です。自然戦闘は「剣」で行われ、「銃士隊の凄腕の剣士達によるチャンバラ」になるわけです。