Q. hiroc3さんからの疑問
日本のこと英語で“JAPAN”といいますが、なぜ“JAPAN”になったのですか?
さて、なぜそう思ったかというと、今回のワールドカップサッカーで、アナウンサーが、
「スタンドはジャパンブルーで埋めつくされています」
などと言っているのを聞いて、はてと思いつきました。
マルコ・ポーロが“黄金の国ジパング”といったのがジャパンの起源だと聞いたような気がしますが、そもそも、「ジパング」ってなに?って気がしています。
★さて、マルコ・ポーロに聞くか? ピンク・レディ、郷ひろみに聞くか?
そういえば、日本を中国語で「リーベン」って感じでしたから、その辺りからかな?(星田)
A. るてさんから
ジパングの語源ですが、日本の中国読み、ジーハンから来ています。
A. キューさんから
「Japan」の由来は、中国語からきているそうです。
「日本」を中国語で「リーベン」と言い、さらに方言で「ジーベン」になり、マルコポーロはそれを「ジパング」と呼び、結果「ジャパン」になったそうです。
A. うめねずさんから
まずは「日本」という字面をよく眺めてみてください。「にっぽん」としか読めない、なんてことはないですよね。
発音を変えて読んでみますと、「じつ・ほん」とも読めます。更にこれを発音しやすい読みに直しますと、「じっぽん」です。この読みが更に音変化をして行くと……
ジッポン → ジャッポン → ジャポン
→ ジャパン
(アとオは音的に近いもの同士です)
つまりはこういう訳なのです。
実際に英語での表記は JAPAN
だけでなく JAPON も用いられていますね。
なお、「ジパング」の表記の元は単語末尾に鼻濁音を表すGが引っ付いた、英語として
JIPPONG と表記されたものの日本語発音に拠るものです。
A. ZACさんから
マルコ・ポーロ時代の中国語の発音がどうであったか正確なところは分かりませんし、マルコ・ポーロがその音を聞いたのが華北であったのか華南であったのか分からないのですが、やはり、当時、「日本国」を中国語で「ジーペンクオ」(現在のピンインri
ben guo)にかなり近い音で発音されたからではないでしょうか。(北京語のri(巻舌音)は、日本語の「リ」とはかなり違う、「ジ」と聞こえるかも)
ジーペンクオ→ジパング
→それぞれのアルファベット使用言語により変化
(ジャパン、ヤパン、ジャポン、ハポンなど)。
北朝鮮、韓国が「コリア」なのも、同時代の「高麗」の音が伝わったのでしょう。
なお、このジパングが知られる前は、朝鮮半島は「シーラ」、日本は「ワクワク」と言われていたようで、これは「新羅(シンラ)」と「倭国」の音が伝わったものと考えられているようです。東アジア地域の大国、中国は、「シーナ」「チーナ」などですが、これは始皇帝建てた国である、「秦」の音が変化したもののようです。
これに似たようなことは他にもあるようで、ネーデルランドを日本語では「オランダ」と呼びますし、グレートブリテン(ユナイテッドキングダム)を「イギリス」と呼びますし……。向こうの国はどう思ってるんでしょうね?
★pipipiさんか、ともひろさん、緊急医療ホログラムさん、ぢゅわーさん、もっていさん、
syouさん、他のみなさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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