--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.209 (2002.08.22)

Q. 大腿筋さんからの疑問

 ガードレールの色って、何色ですか?  一般的によく見かけるのは、白ですよね。でも、黄色もあります! 山口県の岩国、玖珂の辺りで見かけました。
 白、黄色のほかにも、ありますか?
 また、ガードレールの色について、何か、決まりはあるのでしょうか?


A. 武田 学さんから

 どこだか忘れたけど、緑色(グリーン)もあります。目立つけれども、環境を破壊しない色を選んでいるんじゃないですか? ピンクだと環境によくなさそうですし……。道路の線も、白線と黄色(オレンジ)しかないですし……。
 まああの場合、道路の色が黒だから対比できる色にしたのかもしれない。でもピンクだって十分目立つでしょう。道路に使っていないということは、環境のことを考えてかもしれません。

A. tomtomさんから

 奈良の吉野辺りの様な林道をドライブしていたら、茶色いガードレールをよく見かけます。景観を損ねないための工夫なのかと思っていました。

A. とりさんから

 たしか、山口県のガードレールは、みかんの色だったと思います。山口県の特産物のみかんを広めるために、ガードレールをみかん色にしたんじゃなかったかなぁ。
 ちょっと不確かですが。バスガイドさんが、そう言っていたと思います。

A. オヤジさんから

 色についての決まりはまったく知りませんが、愛知県内に緑色のガードレールが存在します。名古屋市から東の郊外へ向かう、その名も「グリーンロード」という有料道路が緑色のガードレールを使用しています。開通当時、名前の通りだな、と感心した覚えがあります。
 最近通っていませんが今でも緑色だと……思います。ひょっとして塗り替えられていたら……、当時は間違いなく緑色で存在していました(笑)。
 参考までに、この緑色ですが濃い色ではなく、黄緑色に近いうすい緑色……でしたかも……。

まいまいのままさんからも、回答をいただきました。ありがとうございます。

A. meguさんから

 このあいだ、関西の方に行く機会があったので、実際に見てみると、それらしきものを確認できました。
 奈良の方では、道路標識まで茶色で統一された道を通りましたし、京都の寺院に近いところでは、地味なマック(茶色っぽい赤色や銀地のもの)も、茶色いガードレールもちゃんとありました。
 しかし、京都も市街地の方では普通のマックだったり、標識やガードレールも白かったりと普通でした。

A. やまぐりさんから

 奈良市大森町の高架橋のガードレールは黄緑です(奈良市は「若草色」と呼んでいますが……)。20年前の市長さんがこの色で市内のあちこちを整備したなごりだそうです。
 また、北海道の高速道路は除排雪の目印にする関係で焦茶色にしてありました。一般道は矢印板があるので白色です。

A. シュヴァルツさんから

 山口県と島根県の境に、「萩」「津和野」という所がありますが、私の記憶では、阪急電車と同じ「マルーン色(小豆色)」だったような気がします。

A. haihaiさんから

 あれは確か岡山県の倉敷あたりだったと思うのですが……、茶色のガードレ
ールがありました。
 町の情景に茶色がマッチしていて、白のガードレールだとちょっと合わない
気がしました。落ち着きのあるいい色でしたよ。

A. ちぇりーさんから

 東京都江東区大島の勤め先の近所にで、深緑色した(緑が汚れて深緑かもしれないけど)のがありました。東京都のイチョウのマークが入ってます。
 おととい、それにスリップして衝突した車があったので覚えてます。

A. Charさんから

 景観重視のため周囲との関係で違和感のないよう茶色に塗装したガードレールが北海道や大阪府、山口県など結構な広範囲にあります。
 また、兵庫の西はりま天文台公園周辺の道のものは木目調だそうです。

A. みかさ12号さんから

 以前、テレビで見たことがあるんですが、金沢には茶色のガードレールがあるらしいです。茶色、といっても焦げ茶色に近い色で、かない暗い色です。
 なんでも、古い建物が多く、それらとのかねあいで「美観を損ねないように」ためにこの色にした、というような話でした。
 たしかに、古い木造の建物は焦げ茶色っぽくなっていますし、そこに真っ白なガードレールというのはしっくりこない気がします。

みかんさん、けいさん、Satosyさん、syouさん、あきあきさん、
 他のみなさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。

A. kenさんから

 私の知っているかぎりでは「白」、「黄色」、「茶色」、「緑」、「シルバー(亜鉛めっき)」があります。まだ他にもあるかも知れません。
 手元にある「防護柵設置要綱」(昭和47年10月 社団法人日本道路協会)によりますと、「4-2 色彩」という条項で、次のようにあります。

 防護柵の色彩は、次の各項の規定するとおりとする。
1.防護柵の色彩は、原則として白とする。ただし、亜鉛めっき地肌のままでもよい。
2.3-3-3に規定する歩道用横断防止柵の色彩は、前項の規定にかかわらず自由とする。

 防護柵設置要綱では、
  「防護柵」=「車道に設置する自動車用の柵」
という意味ですので、車用のものは視線誘導の観点からも「白」、都市高速など線形が良好で美観上の配慮の必要が無く、視線誘導標や側帯などによって防護柵による視線誘導効果が必要無い場合は亜鉛めっき地肌のまま(シルバー)でOK、歩道用の横断防止柵は地域の環境により美観などを考慮する場合も多いので色彩は自由であると解説に書かれています。
 それなのに、歩道用の横断防止柵にも白が多いのは、同じ解説に「しかし、他の防護柵と同様に、運転者の視線誘導も果たせるよう白にすることが望ましい。」
という但し書きがあるからではないでしょうか。