--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.228 (2002.11.14)

Q. 左利きさんからの疑問

女性に特に多く見かけますが、なぜ、腕時計の文字盤を手のひら側に向けているのですか? 見にくいと思うのですが……。
 あと、左利きでもないのに女性は腕時計を右手にはめている人が多いイメージがありますがそんなことはないでしょうか?


A. 悠水さんから

 私は男ですが、腕時計の文字盤を掌側に向けています。
 その理由としては、文字盤を外側に向けていると何かの衝撃で文字盤が壊れやすいということを昔聞きました。壁とかに当たって、文字盤が壊れるということだと思います。これを聞いてから私も文字盤をてのひら側に向けています。
 女性に多い理由としては、女性ものの時計は文字盤が小さいからというのが理由のひとつとして挙げられると思います。男性はデジタル時計とか比較的大きな時計をつけますよね? それを内側にしてしまっては、いろんな作業がやりにくいのだと思います。それに対して、女性ものの時計は小柄なガラが多く内側に回しやすいといえます。
 ここからは個人的な意見なのですが、男性のつける時計というものは一種の権力の象徴のように思えます。ローレックスなんかがいい例だと思います。ローレックスなどをつけている人は隠すより、むしろ見せたがりますよね? かといって、手首につけるものですからパッと見は派手には見えない。けれど、自分はローレックスをつけているような身分なんだぞ、と自己主張しているのかもしれません。そんな人は内側に文字盤をむけたりしませんよね……。

A. AssassiNさんから

 私は腕時計の文字盤を内側(手のひら側)に向けています。理由は、そのほうが腕時計の着脱が簡単だからです(あくまでも私の場合はですが)。
 けっして見にくいということはありません。結局は【慣れ】の問題です。もう一つの理由は、文字盤を外側に向けていると、何らかの作業中に腕時計を固い物にぶつけたりして、壊してしまう危険性があるためです。 以前、右利きなのに右腕に腕時計を着けてる女性に尋ねてみたことがありますが、彼女曰く「左腕はブレスレット用」とのこと。
  つまり、右腕にブレスレットなどのチャラチャラした装飾品を着けてると作業しにくいが、腕時計なら手首に固定できるのでブレにくい。しかし、腕時計とブレスレットを左腕に着けると、擦れあって両方に瑕(キズ)が付く!という理由でした。
 これも彼女の個人的理由であって、一般的な理由ではないかもしれません。

A. ばつまるさんから

 左利きでないのに右につけてるイメージが多いというのは、正しくはないと思います。すくなくとも私の周囲ではそんなことはありません。
 さて、なぜ、手のひら側につけるか?!
 恥の文化を重んじる日本人、大和撫子かどうかわかりませんが、女性は内側につけるということで手のひら側になるのではないでしょうか?

A. Bluemoonさんから

 どうして文字盤を手の平側にするのかには、2つ理由があると思います。
 まず一つ目は、手のひら側にすることで、文字盤を傷つけにくいから。外側にしていたら、物にぶつけたときガラスが割れたり傷が入ったりします。内側にしておけば、自分にあたるのでそこまで堅い物にあたる心配がない。
 2つ目は、文字盤の方が重いので、手の甲側にはめていても下にずれる。特に、ブレスレットの様なタイプの緩くはめるタイプはそうなりやすい。
 私の場合、内側に文字盤が来るようにはめてしまうのは、このような理由からですが、どうなんでしょう?

A. Pochi67さんから

 むかーし、父から「腕時計は左手につけるもんだ」と言われましたよ。利き腕につけると邪魔だからだそうです。利き手の方がよく動かすから、余計なものはつけていない方がいいだろう、と。
 字を書くとき、右手に時計をしていたらなんとなく書きづらいので、納得して左手につけていました。利き腕につけていたら傷とかいっぱいつきそうですしね。
 てのひら側につけるのは、見るときの腕の格好からきているのではないでしょうか? 手の甲側につけていたら腕全体を上げないといけないですよね?
てのひら側にしていると脇をしめたままで見られるじゃないですか。時計を見る動きが女性らしく見える、とかそういう理由ではないですかね?

A. どらエモンさんから

 私は右利きの男性です。腕時計は右手で文字盤は手のひら側です。
 まず右腕の件。腕時計は重いもの。力のある利き腕につけた方が合理的。――かどうかはわかりませんが、私の場合は楽器を弾くためです。チェロを弾いているので、左手にしていると楽器にぶつかるので、楽器を傷めるしまいます。また、上下の運動なので、重いものがついていると動きが悪くなります。右手なら水平に近い運動が主になるので、まだ影響は小さい(実際は鉛直上下の動きがかなりあるのですが……)。
 もっとも本気で弾くときはもちろんはずしてしまいますし、その他細かい作業をするときははずしたり左手につけたりします。普段のちょっとした事故防止からきた各自の習慣でしょう。
 利き腕にしない方が、ベルトを留める作業が利き手でできるのですが、着けはずしの一瞬だけのことで、利き手でなくともすぐ慣れるので、普段の生活の中でどちらが馴染むかによって、ひとそれぞれなのだと思います。
 次に手のひら側の件。
 腕時計をつけ始めた中学の頃、休み時間に思いきり遊んでいると、手の甲側につけた時計のガラスには細かい傷が絶えません。で、どうしたら傷つけないですむかを考えた結果、手のひら側につけるようになりました。
 現在、打ち合わせなどの際に机の上に手をおくと、真ん中の資料の左右におくことになり、掌が内側になります。手のひら側についている時計を、さりげなく見ることができるので、結構便利で、習慣は変えていません。
 以上、こんな人もいる、ということで。

A. SZLさんから

 実際に文字盤を見るポーズを取ってみれば一目瞭然。
 手の甲側だと脇が開き シルエットが大きくなります。一方、手のひら側だと脇が締まってシルエットが小さくなります。見た目、前者はやや力強く、後者は柔らかい印象に。女性が後者を取りがちなのは当然かと。

A. ぽこぽこさんから

 最近は、乳児がいるので腕時計はしなくなりましたが、昔は、私も手の平側にしてました。
 甲の方にすると文字盤を見る時どうしても肘を曲げて見る感じになり、あまり女性らしい仕種ではありません。手の平側にすると、ちょっと手首を返す仕種がイキに思えたものでした。
 考えてみると、女性は手の平を自分に向けてする仕事(特に家事、育児)が多いのではないかと思いました。今は、お勤めの女性も多いと思いますが、遺伝子に組み込まれた女性の習性でしょうか?

A. reiさんから

 腕時計を、特に女性が内側につけるのは、女性の地位が低い時代の名残だと思われます。
 何かで見たのですが(TVだった…かな?)、腕時計が稀少だった時代に腕時計を女性がつけている、というのは男性側から見れば「生意気」だったんですね。その当時は女性の地位も低かったですし……。
 文字盤を外側に向けていると、時計を見るときに肘を張ってしまうのです。昔ですから着物に近い恰好でしょうから、長い袖を捲って手首をちらちら見てたら怪しいでしょう。また、男性を含む周囲から隠れて文字盤を見るためには、自分の身体の傍へ腕を引いて、そっと見られる手首の内側がよかったんだと思います。

悠水さん、AssassiNさん、ゆんふぁさん、mmさん、麻生有美さん、
NAOさん、トラチャンさん、そらまめちゃんさん、TAKAさん、
他のみなさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。