Q. えいごんパパさんからの疑問
先日何気なくアパートの階段を登っていたとき、一緒に登っていた4歳の息子に、
「あそこの踊り場まで行って待っててね」
と言って、ふと、
「どうして階段の待機場みたいなところは『踊り場』っていうのだろう」
という疑問が湧いてきました。
建築基準法上の決まりか、はたまた消防法上の決まりか、確かどこかに「階段には、ある一定の段数(長さ?)で踊り場を設けなければならない」ことになっていた気がします。
でも、なぜ「踊り場」なのか? 一体「誰が」「何を」踊る場所なのでしょう?
ひょっとして階段を踏み外した人が転びそうになって「おっとっと」という状況で「踊り場」で体勢を立て直す、その様がいかにも「踊っている」様に見えるからでしょうか?(そうか、踊り場ってそのためにあるのか?!)
どなたか本当の意味、名の由来をご存知の方、教えてください!!
A. みどりさんから
階段のあの部分を、「踊り場」と呼ぶのは、日本独自のものです。
西洋のお屋敷の文化(鹿鳴館のような)が入ってきて、初めて日本に踊り場が姿を現しました。
当時、主に利用していた貴婦人たちの高価なドレスが、踊り場を曲がるときに舞台で「踊る」ように見えたことからきています。
私の友人は段差の途中の「長い段差(=ダンサー)」と言ってました。
A. あきあきさんから
本来、踊り場というのは安全のために確保されたスペース、または、休憩する場所です。
建物の種類によっても違いますが、「高さ3m〜4mにつき1箇所設置すること、また、幅は1.2m以上確保すること」と建築基準法にも定められています。
さて、本題の「何を踊る?」についてです。
日本の階段は直線の階段が多いですが、外国の階段は折り返しのある階段が多いのです。映画などのパーティーのシーンを思い出してもらうと、パーティー会場の後方に2階から下りてくる階段がよく出てくると思います。その階段をドレスを着た貴婦人が降りてくる姿を想像してみてください。踊場の所でくるっと方向転換をするとスカートがフワッとなると思います。その姿が踊っている姿に見えるからではないでしょうか?
A. moon-jellyさんから
どうやら社交ダンスを踊るのが相応しいようですよ。
加藤一級建築士事務所 http://www.rnac.ne.jp/~artkanae/index.html
によると以下のように説明してありました。
――踊り場付きのU階段は、明治時代に西洋建築とともに伝わってきて、その頃のドレスで着飾った麗人たちが、折れ曲がった優雅な階段を上り下りする時に、ふわっとドレスの揺れる様が、舞台で踊っているように見えたので、踊り場の名前を付けたと思われる。
A. 拓哉Vさんから
回答されてるんですけど、聞いた話と違うので、書きます。
「おどる」には「踊る」と「躍る」があり、「踊り場」の「踊る」には、「ターンする」という意味があるそうです。ですから、「踊り場」だそうです。
★麻生有美さん、NAOさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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