Q. れいかさんからの疑問
私も長年の疑問があるので、ぜひ解決してください。
肘から肩にかけての部分を「二の腕」って言いますよね。では、肘から手首にかけては「一の腕」って言うんですか?でもそんな言葉は聞いたことないので、たぶん言わないんだと思います。
じゃあ、肘から手首の部分の呼称は? また、「一の腕」がないなら、なぜ「二の腕」と呼ぶのでしょうか?
A. Bambooさんから
元々は、上腕(肩から肘)を「一の腕」、前腕(肘から手首)を「二の腕」と言っていたのが、なぜか誤用されて上腕を「二の腕」と言うようになったということです。
誤用の原因には、上腕には上腕二頭筋があるからでは?という話もあります(三頭筋もあるんだけど……)。
上腕は力こぶを作ったり、ぜい肉が付いたときに話題に上りやすいところなのですが、前腕はあまり使われることがないために一般的に聞かない言葉になってしまったのではないでしょうか。ATOKでも「二の腕」は一発で出るけど、「一の腕」は出ませんね。
A. まみさんから
本来は、手首から肘までが「二の腕」で、肩から肘までが「一の腕」のようです。
ところが、「二の腕」が誤用されて、今では「肩から肘までの部分」という意味で使われることが主になってしまった。「肘から手首までの部分」の意味で用いられることはほとんどありません。
A. おかしろうさんから
昔は、肩から肘を「一の腕」、肘から手首を「二の腕」と言っていたそうです。しかし、いつからか肩から肘のことを二の腕と間違えて用いられるようになり、それが一般的に定着して今に至るそうです。
じゃあ、代わりに一の腕が肘から手首をさす言葉として使うようにしてあげたかというと、そんなことはなかったようです。
そして、今では一の腕という言葉は(正式には存在するようですが)誰も使わなくなったようです。そして、二の腕だけが残るという変な結果になったようです。
A. 綾小路さんから
国語辞典に載っていました。「一の腕」は存在します。
「一の腕」(1)肩から肘(ひじ)までの腕
「二の腕」(1)肩から肘(ひじ)までの間の部分。上膊(じようはく)部。(2)肘と手首との間の腕。[日葡]
あ、Googleで検索すると463件もHitします。なんなんだ? とよく見てみると、「香港一の腕」とか、「フランス一の腕」……(爆!)
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