--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.238 (2002.12.24)

Q. 六代目腰椎さんからの疑問

 「収支がとんとんだ」
という表現があります。
収入と支出が同じくらいだということですが、この「とんとん」って何の音なんでしょうか?
 収支計算や報告書などを書き終えて、書類をトントンと揃えた音? そろばんを使い終わった後に、動いた玉を揃えるときに出る音? オークショニアや裁判官の小槌の音? 一体、何の音?


A. ルネぞうさんから

 舞台などで踊るときに、調子よく足音を「とんとん」鳴らして床を踏む様子から、

 続けざまに行進する→順調に進む→うまくいく

という意味となったそうです。「とんとん拍子」なども類語であるってことです。

A. 火炎童子さんから

 私が独断的に考えた語源ですが……。
 たくさんの紙を綴じるために、紙の高さを揃えます。机の上でトントンと上下する動作からきた言葉ではないでしょうか? 音は考えないで、紙の高さが揃うリズミカルな快感がトントンなのです。
 物事が調子よく進むときに「トントン拍子に」といいますね。あの語感です。なお、書き終わった書類などと限定しないで、白紙でも印刷物でも、紙なら結構です。

杉野実さん、ねこのみみ、ZACさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。

なるほど……と思ったのですが、「収支がとんとん」の「とんとん」は、「うまくいく」ではなく、「同じくらい」という意味ですよね?
「とんとん」に関しては、まだまだ情報を募集いたします。(星田)

A. nnnnさんから

国語辞典で調べてみたのですが、

とんとん
[1]〈(と)副〉 (1) (態) 物事が順調にはかどるようす. (2)(音) 軽くたたく音
[2]〈ダ〉 両者がほとんど同じ. ▼収支〜

と出ていました。
 ここからはただの想像なのですが、ルネぞうさんや火炎童子さんがおっしゃっていたような語源でまず「とんとん」という言葉ができて、その意味から「収支がとんとん」という言葉になったのでないでしょうか?