Q. NAOさんからの疑問
前 朝晩寒くなって、起床時布団から出るのが辛い今日この頃ですね。
今日も起きたくないなぁ〜って、布団の中でうだうだしていたのです。ふと思ったのですが、寒い時期、肩や腕はたまた足などをが布団から出ていると、冷えて痛いくらいに感じる寒さの日でも、顔は平気ですよね? それはなぜなんでしょうか?
外出時も首や胸元は寒く感じますが、顔はそれほどでもないですよね? 慣れのために平気なんでしょうか? それとも同じ皮膚でも、顔とその他の部位では体感が違うのでしょうか?
A. あきあきさんから
疑問に対しての答えではないですが、僕も同じような経験があります。
趣味でスキューバダイビングをしてるのですが、冬に潜る時にはドライスーツというものを着用します。
このスーツは首の所が苦しいくらい締まっていて、首から下には水が入らない構造になっています。でも、顔だけは夏も冬も一緒でびしょぬれです。やはり、顔は寒さ、冷たさに対して大丈夫だということでしょうか。
一応、頭にかぶるフードみたいな物もあるのですが、やはり水は入ってきます。やはり、NAOさんのおっしゃるように感覚が違うのでしょうか?
A. marsさんから
皮膚には色々な感覚器があり、温かさを感じる「温点」や痛さを感じる「痛点」そして「
温点」とは別に冷たさを感じる「冷点」等が存在しており、それぞれ、
温:冷:痛=3:10:15
と言う割合で存在しているといいます。
当然のことですが、体の各位置についてその分布密度はかなり変わるのですが、多分「温点」が顔面に集中しているため冷たさを感じにくいのでしょう。
あっさり解決……、と思ったのですが、実は顔面は後頸・前腕と並び全身の中で最も「冷点」密度が高い部位の一つだといいます。
掌と足裏の「冷点」以外は感覚器の密度が温度感受性と密接な関わりがあるため、コレでは顔面は寒さに対してかなり敏感だという結果になってしまいます。
ここからは推測なのですが、「温点」は40℃前後が最も温かさを感じやすく、「冷点」では25℃が最も冷たさを感じやすい温度になっています(これは皮膚の温度がその温度になったときのことなので通常の状況でここまで下がるということは、実際の周りの温度はもっと突き抜けた温度のはずです)。
皮膚で感知された刺激は、電気信号として視床を経由して、大脳皮質の体性感覚野に伝達され、体性感覚野に感覚情報が回り、場所が特定されて初めて自分の体の何処が熱いのか、冷たいのか、を判断します。
そして、温度が45℃を越えたとき、10℃を下回ったときに、その情報は「危険信号」と判断され「痛み」として脳が情報を受け取ります。
そして、あまりにこの温度変化が急激だった場合は心理的な作用と相乗し過大に状況を判断します。
したがって、顔面など肉が薄い上に普段露出しており「冷点」が集中しているので、極端に寒いときなどは、寒さではなく「痛み」として伝わるため、冬の日暖かい家から出たとき等は寒さを感じにくいのではないでしょうか?
あくまでこれは想像なんですが、確かに気温がマイナス10℃後半にもなってくると顔面や体の出っ張った部分はピシピシと鋭い痛みを感じて来たりするのであながち間違いではないかも……、と自分を擁護。
ただ単に感覚が鈍るからとかが正解だったら嫌ですね。
もうちょっと勉強してきます。
ちなみに、こういった感覚器は特に頭部の前面に集中し左右対称に配置されているそうです。
A. ごまさばさんから
面白い疑問なのにナカナカ回答が出ないので、自分なりに考えてみました。あくまでも想像です。
顔が寒さを感じないのは、四六時中、露出してるから……?
顔以外の部分は、いつもシャツやズボン、スカートなんかで保護されており、外気に直接触れることがありません、言わば過保護状態です。
一方、顔はいつも外気にさらされ、皮膚が鍛えられており、少々の寒さにはへこたれないようにできてるんです。
でも、手も同じことが言えますね。(手のひら、手の甲)手の場合は寒さを感じますから、間違いですね。
手と顔の違いを考えると……、血液の量だと思います。
手は体の末端なんで、血液量がすくなく、頭部は脳があり身体が必要とする酸素量の大半を脳が消費します、したがって、血液量も大量なはず。体温をコントロールするのも、血液の循環によるものだと思います。
頭部には大量の血液が常に循環しているので、体温が奪われにくい、ひいては寒さを感じにくい。――どうでしょうか?
|