Q. よっし〜さんからの疑問
モンブランってケーキがあります。マロンクリームがそうめんのように絞られていますよね。なぜ、そうめんのように絞られているんでしょうか? いつ見てもそうめんが乗ってるように見えてしまって……。それがモンブランなのですけど……。
どのモンブランを見ても同じように絞ってありますが 何なぜなのでしょうか? 何か意味やいわれがあるのでしょうか? モンブランを見るたびに気になっています。
★うちの近くのケーキ屋さんのモンブランは、特別においしいです。(星田)
A. 麻生有美さんから
モンブランのソーメン状のクリームは、実は、栗ではなくて芋で作られている場合があるんですよ。その芋(サツマイモ)のクリームを普通に塗りたくっただけだと、食感とか味がいまいち良くなかったのですね、それで、試行錯誤の上あの形状に落ち着いたのだと聞いたことがあります。
A. ねこのみみさんから
私も今回はじめて知ったのですが、ケーキの「モンブラン」は、れっきとした東京発祥の洋菓子なんですね。
昭和8年に登山好きの洋菓子店主が、ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン(Mont
Branc・白い山)の美しさに魅せられて、店名とケーキの名称に「モンブラン」の名をいただいたのがその名の由来だということです。
マロンペーストは岩肌を、白いクリームは万年雪をイメージして、その店主が独自に開発したのだそうですが、あえて商標登録をせずに「知的公共財」として公開したので、日本中のどこのケーキ屋さんでも見られるようになったようです。
あのそうめん状のマロンペーストが、山の岩肌を表現するための工夫だったとは……。小さなケーキの中にも、作り手の大きな思いが込められていたんですね。
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