--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.247 (2003.01.28)

Q. MICK37さんからの疑問

 相撲取や太った人の場合、飛行機や新幹線の指定席はどうするのでしょう?
 ふつうに考えるとと座れません。特別なシートに変えるのでしょうか? また、2席分以上のスペースを使うとしたら、料金はどうするのでしょう? 一人分なのかなぁ?


A. ひとひらの雪さんから

 回答というわけではありませんが、実話をひとつご紹介します。
 その昔、アンドレ・ザ・ジャイアントというプロレスラーがいたのをご存知ですか? 体重は250kgくらいだったでしょうか。ニックネームは「大巨人」でした。
 彼が初来日する際のこと。招致した新日本プロレスは、飛行機の座席を3人分で予約したそうです。もちろん座るのは一人ですけど……。
 やっぱりスペース取るなら、運賃もそれだけかかるんでしょうね。

A. hikkunさんから

 仕事の都合でアメリカに行くことがあるのですが、小錦さんみたいな人が苦しそうに乗っているのを見かけます。
 向こうのチェックカウンターのお姉さん曰く、
「大きな人はチェックして隣はなるべく開ける。シングルの女性もチェックしてなるべく隣に男性を座らせない。英語の出来ない人(多分、日本人のことだと思います)は固めて座らせる。etc」
 あと、いろいろトラブルを避けるための配慮があったと思います。
「しかし、混んでいる時に限ってそういう人は遅くにやってくる。」
って笑っていました。
 今では、オートチェック(電子式)なのでそんな配慮出来ないような気がしますし、お姉さんの言っていたことが本当かどうか分かりませんが……。
 隣に座る人がやはり小錦さんみたいなことが数回あったのですが、だいたいアテンダントの方が席を変更してくれました。
 一度、東海岸から西海岸へ向かう飛行機が満席で席が変われず、隣の小錦さんみたいな方が妙に気を使われていておかしかったです。
 そうそう、シートベルトが足らない人に延長(中継)シートベルトがあります。長さは2フィートぐらいだったと思います。日本の航空会社は常備しているかどうか分かりませんが……。

A. かわばたさんから

 飛行機の場合、当然2人分の座席を使用しますが、料金は大人料金1人分と子ども料金1人分となります。
 極端な例で3人分の座席が必要な場合は大人1人分+子ども2人分、つまり余計に使用する座席は子供料金を支払うことによって使用できます。
 JRの場合、新聞記事で読んだのですが、ナショナルの松下幸之助氏が使用していた実例として、新幹線の3人がけ座席を予約して中央の席を使用していた(両隣が空いていて便利)というのを記憶しています。大人1人分+子ども2人分の乗車券と特急指定席券でOKでした。
 現在も基本的は変わっていないと思います。

A. 百合子さんから

 こちら、カナダでは、ちょっと信じられないくらい太った人がたくさんいます。
 数ヶ月前にニュースで見た話ですが、太った女性が2つ席を使って、飛行機に乗った際に、1.5人分の料金を課せられたのは人権侵害だ、過剰に払わされた料金を返してほしいと訴えていたのが一審で敗訴したとのことです。
 控訴に踏み切るとはりきっている女性は、ニュースでお見掛けしたところ、どうみても250kgはありそうでした。この女性が1.5人分の料金で乗れるなら、50kgに満たない私は半人前でも高すぎるような気がしてしまい、複雑な気持ちがしました。

A. 勝一さんから

 知り合いの駅長さんに聞きました。
 自由席はもちろん1人分の乗車券・自由席特急券で乗れます。
 指定席の場合、乗車券は1人分ですが、指定席特急料金分は2人分払わなければなりません。しかし、2つ目の席は座席という施設だけを利用するので、子どもの指定席特急券でも構わない。だから2席使用する場合は、1人分の乗車料金に1.5人分の指定席特急券が必要です。
 理論的には1人で車両をすべて借りることもできるらしいです。

  1人+(子ども指定席特急料金×座席数)

 飛行機も同じく大人料金+子ども料金のはずと駅長さんがおっしゃってました。

A. トモーキーさんから

 某航空会社の予約受付の仕事をしている友達に聞きました。
 太っている人にはもう1席とってもらい「特別旅客料金」というのを支払ってもらうそうです。
 値段の方は約1.5倍のようです。詳細は航空会社へお問い合わせください(笑 ちなみに、この「特別旅客運賃」は高価な楽器を受託手荷物に預けたくなくて、隣に楽器を置きたい人なども利用しているとのことです。

A. くまくまさんから

 国際線の場合ですが、体格上での理由等で2席以上のスペースを使用する場合は、EXTRA SEAT という形で2席を押さえることが可能です。航空運賃は素直に「通常料金×使用する席数」となります。
 ただし、空港利用料等で航空券に加算されるTAX(税金)は1人分で大丈夫です。その場合の航空券は、基本的には1枚の航空券で乗客氏名欄にEXTRA SEATの席数を表示してFARE欄を倍掛けの数字にします。

(通常の航空券の場合)
NAME:KIMURA/TAKUYA MR
FARE:JPY180000 ←通常の運賃
TAX :JPY5030   ←通常のTAX

(EXTRA SEATを1席使用の場合)
NAME:KIMURA/TAKUYA MR ONE EXST ←名前の後に席数
FARE:JPY360000 ←運賃は倍賭け
TAX :JPY5030   ←でもTAXは一人分で良い

 余談ですが、キムタク主演の『GOOD LUCK!!』でケガ人を輸送するために機内に担架を設置していましたよね。あの場合は「ストレッチャー(担架)使用」という形で、同様に特殊な航空券を発券します。

A. しょうしょうさんから

 学生時代10年ほど前)、テナーサックスを持って北海道-宮崎間に乗ったことがあります。ケースだと結構でかいです。
 その際、「特別旅客運賃」を払ったことがありません。
 学生はラッシュをさけて飛行機に乗ることができるので、チェックインの際に
「楽器を乗せたいので隣をあけてください」
とお願いします。すると、
「本当は別料金を払ってもらうのですが……」
といいながらもその要望を通していただいておりました。ついでに、いちばん後ろの通路側という要望も……。
 今は不況ですので、もうこのようなことはできないのかなぁ〜と思います。ちょっといい時代でした。

石塚さん、zaitoさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。