--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.249 (2003.02.04)

Q. マイマイ倉木さんからの疑問

  ニュースなどでたまに「警察官が威嚇射撃をした……」と聞くことがありますが、あれは、どこに向けて打つのでしょうか?
 もし、威嚇射撃を空に撃った場合、その弾はどうなるのでしょうか? 仮に、本当の真上に撃った場合、自分に向かって落ちてくるとか、そのときのスピードは撃ったときと同じなのか、遅くなるのか? 撃ってから何秒後ぐらいに落ちてくるのか?
 なんか、いつも聞き流していることなのですが、よくよく考えるとこわいなーと思うことがあります。もしそんなんで、撃った本人とか、ちょっと離れたところにいる全然関係ない人にでも当たったら、怖いですよね?


A. ぐうさんから

 ひやかしの回答です!
 威嚇射撃というのは、こちらが本物の拳銃を持っていることを相手に解らせるために行うわけですから、危険がない方向ならどこでもいいんでだと思います。室外なら上方でしょうね。
 真上に撃つと自分に当たらないか、ということですが、正確に真上に撃つことはかなりむずかしいですし、風などもあるのでまず当たらないでしょう(笑)。
 上方に向かって撃つということは、行きと帰りでかなり空気抵抗を受けますし、弾自体の質量が小さいこともあり、頭などに直撃してもたんこぶができる程度だと聞いたことがあります。

A. かむいさんから

 警官が携帯している拳銃の1発目は「空砲」だと聞いたことがあります。
 なので、威嚇射撃の場合、空に向かって打っても、人に向けて打っても弾は出ないと思います。

A. heroさんから

 どこに向けて打つかは知りませんが、上に向けて撃った弾丸のスピードは発射時より遅くなります。理由は空気抵抗によるもので、上に向かうときも落下してくるときも空気抵抗があるため遅くなります。
 遅くなるとはいっても当たれば死ぬくらいの威力があるようです。ドイツだったかで何かの祭りのとき、上空に向けて発砲する人が何人もいて、落下してきた弾に当たって死んだ人がいたそうです。

A. 麻生有美さんから

 逃げる犯人、追う警官。止まらないと打つぞ――ということで、狙うのは、足ですね。威嚇のために外側にずらして、撃つのです。空に向けての威嚇は、普通しないですね。
 今、警官が持っているのは、「ニュー南部」という6連自動リボルバー方式の拳銃です。そのうち1つの弾奏は、空(から)にしておくので、使えるのは、5発です。空にするのは、暴発を防ぐため。
 想定している年では、道は土でしたので、兆弾は、考えに入れていません。まあ、狙うのは足元、ということですね。

A. りゅうさんから

 警官の威嚇射撃に関して、昔聞いた知識があります。
 そもそも威嚇射撃自体、TVドラマ以外ではあまりお目にかかれたものではないですが、実際に行うときには規定があるそうです。
 弾丸が跳ね返ったり、落下してきて誰かにあたる危険があるような方向には打たないとのこと。そのため空に向かって撃つことはないそうです。
 どうしても撃たなければいけないときは、堀や土の地面など、跳ね返る恐れのないところを狙って撃つ。そうでなければ「威嚇」射撃になりませんものね。

A. 石塚さんから

 なんかの本で読んだことがあります。よくドラマで空に向けて威嚇射撃するシーンがありますが、あれは間違いだそうです。
 規則では、威嚇射撃は、近くに川があった場合は川に撃つことになっているらしい。川がない場合は必ず地面に向けて撃たなければならないそうです。

A. Wizard BJさんから

 朝日新聞で、上記の疑問とほとんど同じ内容が扱われていました。インターネットのサイトでも紹介されていますから、以下のキーワードで検索すれば、きっと見つかるでしょう。

 あなたの謎とき隊  空への威嚇発砲、弾はどこに?

 ただし、このページが削除されている場合もありますから、お早めに。

見てきました。完璧な説明でした。
 実は、私のHPがこの新聞のこのコーナーで紹介されたこともあります。なのに、チェックしてませんでした。(星田)

坂本貴さん、zaitoさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。