--- 素朴な疑問集 ---
トップページへ    [素朴な疑問集 TOP]


疑問No.260 (2003.03.18)

Q. 練馬のDaisukeさんからの疑問

 最近はなくなってきたような気もしますが、昔から、こたつの電源のコード
は、どれも決まって赤と白が絡み合ったような模様をしていました。
 これって、何か意味があるのでしょうか?


A. 麻生有美さんから

 昔は、意味がありました。たしか、白がグランドアースにつながっているはずなんです。
 コンセントには、アースにつながっているのとつながってないのがあるんですね。ソケットの穴がすこし幅が大きくて、縦に短い方が、グランド、つまりアースにつながっています。
 元々は、アースにつなぐ方とつながない方で、色分けしてたのですが、今は、気分的なものじゃないでしょうか?

他にも理由があるんだよ。知ってるよ! という方は、メールを!(星田)

注意! 実際には、縦に長い方がアースされています(希に誤って配線されていることもあるので要注意)。
 このため、長い方の穴だけをさわっても感電しません。小さい方の穴だとビリビリッと来ます。ご注意ください。――と教えてくださった方もいらっしゃいました。
 西村さん、さとみさん、教えていただいて、ありがとうございました。(星田)

Comment しぶさんから

 縦に長い方がアースですが、実際にはいい加減な電気工事が多く、短い方がアースの場合も多々あります。ホームセンター等で検電ドライバーが安価で売っていますのでそれで調べるのがいいと思います。
 なお、調べる時はドライバーをコンセントに差し込んで使いますので、感電に注意するのはもちろんですが、子どもがまねをしますのでドライバーをコンセントに差し込んでいる姿を子どもに見られないようにしてください。

Comment picorinさんから

「実際には、縦に長い方がアースされています(希に誤って配線されていることもあるので要注意)。このため、長い方の穴だけをさわっても感電しません。小さい方の穴だとビリビリッと来ます。ご注意ください。」
とありますが、経験談をすこし。
 学生時代電気工事のアルバイトをしたことがあります。ちなみに電気工事士免許は持っていました。100ボルトの配線は、電圧がかかったまま素手で扱うことが結構ありました。もちろん、両方の線に同時に触ることはしません。 実際には、人が地面にアースされるような状況でなければ、つまり、裸足で地面に立つ、地面につながった濡れたところや金属上に触っている、などの状況でなければ感電はしません。
 鳥はどの電線にもとまっていますし、猿も電線を歩きますが感電しないのと同じです。

Comment 西村さんから

 理屈としては正しいですが、試そうという人が出てくると危険です。
 100Vといえども、最悪の場合死に致る場合もあるので、ご注意ください。

A. hayaさんから

「赤と白が絡み合ったような模様」というのは、「白がグランドアースに〜」のような芯線の話ではなく、被覆(耐熱用?)の模様の話ではないのでしょうか?

その通りです。そういう疑問だったのです。(星田)

 下記のサイトをご覧ください。
http://www.rakuten.co.jp/fujix/442473/443515/446960/

 上記URLのものは黒白ですが、確かにコタツのコードといえばこんな模様で、赤白のものが多い気がします。

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kogyo/bussan/hanbara.htm

 上記のサイトでは、「半原繊維・津久井のくみひも」を扱っていますが、そのなかで、以下のように書かれています。
「かつては扇子、羽子板、パラシュート用の紐やアイロン、こたつ用コードの被覆などが主流でしたが……」
 このようなものがコタツ用コードに使われていたようです。
 で、なぜあのコードがあの模様なのか、あの被覆は何のためのものかは僕もよく知りません。コタツ、アイロン等で使われているところを見ると、やっぱり難燃性、耐熱性に優れているんですかねぇ。

A. JH9IFGさんから

「ふくろうちコード」のことですね。最近はあまり見かけなくなりましたが……。
 このコードは、熱に強く燃えにくい特徴がある樹脂でコード内部の導体を絶縁しています。したがって、電気コンロ、アイロン、コタツ、半田ごて等、発熱体に電源を供給するために製造されていました。
 ただ、外側の編みこみの加工が面倒ですから、意外とコストが掛かってしまいます。そのうちに、燃えにくい合成樹脂でも、安くて加工がしやすく丈夫な物が開発されたため、それ以降主役の座をそちらに奪われてしまった形になっています。