--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.287 (2003.07.17)

Q. moriさんからの疑問

 大型バスの運転手さんたちは、路上ですれ違うときにお互いに手で合図をしていますよね。あれは何のためにしているのでしょうか?
 私たちがマイカーを運転していて、手で合図するなんて道を譲り合ったり、知っている人にあったときくらいのもの。
 最初は同じバス会社同士で合図をしているのかと思っていたら、同業他社であっても必ず合図しています。あれの意味をご存知の方、教えて!

ご同業ということで、ただただ、あいさつしているのかも!(星田)


A. ぷちこさんから

 バスの運転手さんが擦れ違う際に手を上げる仕草ですが、あれは単なる挨拶なのではないでしょうか。
 ときどき、知り合いの運転手さん同士だと手を振ったり、道が混雑していると窓を開けて混んでいるポイントを話したりしている人もいますよね。他社でも同業者ということで挨拶しているのだと思います(東京の場合、同じ経路を複数のバス会社のバスが走っていることもありますよね)。運転手さんの間で自然に定着した文化なのではないでしょうか。
 でも、この間ニュースで、事故防止のためバスの運転手さん同士の挨拶を禁止する、という内容を見ました。運転手さんが本当に嬉しそうに手を振り合う姿を見ると乗っている私もすごくほんわかしたんですけど、事故で亡くなった歩行者がいらっしゃるそうですから仕方ないのかもしれないですね。

A. KS奇跡さんから

 ご質問の方は、どの地域にお住まいなのでしょうか?
 私の住む名古屋では、共同運行区間内での名鉄/名古屋市バスの各運転士さんでも「同じ社局同士のみ挨拶」のようです(他の単独運行路線でももちろん同様です)。同じ会社の人が挨拶するのは当然のことと思っていました。
 東京では、2003年の5月から(事故があったため)禁止になったようです。 ということで、「同業他社〜?」という疑問には回答が用意できませんでした。他の方からの的確な回答を、僕も待つことにします(笑)。
 

A. けんさんから

 どうも、元運転手です。
 ただの挨拶で正解ですよ。一見みんなに手を上げているように見えますが、同じターミナルやバスセンターに出入りしている会社同士や、同じ市内の観光バス会社同士など、ある程度は限定されてます。
 これはトラックにも当てはまりますので、気に掛けていると面白いです。

A. どらエモンさんから

 何事もないときは、全然意味がありません。単に同業者同士の挨拶に過ぎません。
 ただ、大型だけに通ることができる道がかぎられるので、お互いに情報交換することはあります。挨拶はそのきっかけになりますから、お客さんにとっても重要ですね。
 また、大型車特有の譲り合いがあって、それへの返礼のこともあります。小型だけに乗っている方にはあまり気にならないかも知れませんが、カーブなどではオーバーハングが大きい分結構はみ出すので、手前で減速するなどして譲り合っているんです。パッシングでやりとりしていることもあります。観察してみてください。

A. marsさんから

 安全(異常ないか)の確認と挨拶だそうです。
 たったこれだけのことなんですが、ハンドルから一瞬でも手を離したり、進路以外に視線が向くのは危険だということで、東京バス協会では2003年の5月頃から挨拶を禁止にしているようです。
 しかし、長年染みついた習慣はなかなか抜けないとのこと。

A. 優子mx1さんから

 すべてのバス会社が そうかどうか分かりませんが、私の友人に、会社の異なるバスの運転手が3名ほどいまして、その人たちの話を聞いているかぎりでは、単なる挨拶のようです。
 たとえば、全く違う会社の人でも、何かの集まりなどで、同業者ということが分かっているのなら、自然と挨拶したりしますよね。それと同じことなんだと思います。
 社交辞令の場合もあるし、本当に好意を持ってする場合もあるし、プライベートで親しい関係の場合もあるし、いろいろだと思います。

A. 麻生有美さんから

 バスの運行経路は、あらかじめ決まっています。どこのバスでも、同じことです、そして、当然ですが、バスにもダイヤがあります。
 そこで、自分が、間違った道を走っていない事の確認に、他のバスを利用することができるのです。出会うことによって、自分の、航路と時間の確認ができるので、お互いに挨拶しているようです、
 もし、変わった運転手が居たりすると、わざわざバスを止めて、確認したりします。まあ、ただの挨拶も、あるのでしょうけれど、指定行路の確認と言うこともあるようです。
 挨拶をするタイミングを見ると、バス停を出てからすぐ。交差点を曲がってからすぐというタイミングが多いのも、そのためでしょう。
 目標物が、決まった動きをしていれば、十分指標として使えると言うことですね。

なるほど、お互いがお互いをチェックすることができるんだ。深いなぁ。(星田)

ごまさばさん、じんのすけさん、Satoshiさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。