Q. ぴょん吉さんからの疑問
今年(2003年)は、猛虎打線が爆発し、阪神に早くもマジックが点灯しましたね。
ところで、この「マジック」の由来はなんですか?
さらに、「点灯」するという言い回しも気になります。この辺り、どなたか詳しく教えていただけませんか?
★マジックナンバーを求めるための計算式も知りたいところです。
でも、「正しい求め方」なら、どなたからの回答でも同じでしょうから、掲載されるのは、ごく少人数になりますが……いいですか?
(星田)
A. だいてんさんから
「マジック」の由来について簡単に。
マジックは、他の5チームの自力優勝が消滅したときに点灯します。ですから、首位チームが敗れて他のチームの自力優勝が復活したときには、消滅します。
このように、マジックはついたり消えたりするものなので、ランプのようだというわけで、「点灯」「消滅」という表現が使われます。
また、突然点灯したり消滅したりする奇妙さから、「マジック」という名称が使われています。
A. kodamaさんから
誰かが回答するだろうと思って回答しないで待っていると、阪神が優勝しちゃいそうなので、どっかが間違っているかもしれないけど、回答します。
まず、マジックの計算の仕方ですが、2位以下のチームが現時点から残りの試合を全勝した場合の最終勝率を計算します。そこでいちばん勝率がいいチームがマジックの対象チームになります。大抵は2位のチームですが、残り試合数の違いによって3位以下のチームが対象になることもあります。
次に1位のチームが現時点からいくつ勝てば、先程計算した対象チームの最終勝率を上回るかを計算します。そしてその数がマジック対象チーム以外との残り試合数よりすくなければ、それがマジックの数値になります。
つまり、2位以下のチームがどんなに頑張っても、1位のチームが自力で優勝できる数値ということになります。
したがって、1位のチームが勝てばマジックは1つ減るし、対象チームが負ければ、やはりマジックは1つ減ります。
ところで、1位のチームが負け続けたら、マジックの数値は対象チーム以外との残り試合数よりも大きくなります。すると対象チームが残りを全勝してしまうと優勝できないことになり、ここでマジックの数値は消えます。
そうです。消えるのです。まるで手品のように、マジックを見ているように。これが「マジック」の語源です(ただし、この辺は怪しい)。
そして、消えたり現れたり、マジックの数値は点滅するようなものなので、現れたときは「点灯」です(この辺はこじつけかな?)。ちなみに、消えたときは「消滅」といいますね。
★掲載が遅くなりました。阪神はすでに、リーグ優勝を果たしてます。2003年9月15日のことでした。(星田)
★ごまさばさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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