Q. 小山田さんからの疑問
童謡の『めえめえ小山羊』という歌の3番(?)の歌詞についてです。子どもの頃からちょっと怖いなあと思ってます。
♪栃(とつ)こあたれば 首(くび)こが折(お)れる
折れりゃ子山羊は めえ〜 となく
全体的に小山羊が痛い目に遭っている内容なんですが、いくら何でも首が折れたら死んでしまうじゃないですか。 でも童謡だし、本当はそんなに残酷な意味ではないのかも?
この歌詞の真相、意味が知りたいです。
A. 麻生有美さんから
タイトルは『めえめえ児山羊(こやぎ)』のようです。
これを作曲したのは、藤森秀夫という人で、この方を郷土の作曲家として紹介しているサイトからの情報ですので、間違いはないでしょう。
ちなみに、この局の作曲は、本居長世という方で、本居宣長の血筋を引く人物だそうです。
さて、問題の3番の歌詞ですが、
♪朽木(とっこ)あたれば 頚(くび)こが折れる
折れりゃ児山羊は めえと鳴く
となっています。
頭を支えている頚(くび)が折れてしまうと、鳴くどころか死んでしまいますので、この頚は足首を表すものだとだと理解していますが、いかがでしょうか?
A. sacさんから
『めえめえ子山羊』は初めて知った童謡でしたが、質問が載って以来気になっていたので、ちょっと調べてみました(回答にはなってないと思いますが)。
作詞の藤森秀夫は長野県豊科町出身のドイツ文学者で、この歌詞については、
「藤森秀夫がドイツ留学の際、ドイツの牧場で見た牧場の風景にその詩心を刺激され、帰国してからその思い出を作詞したもの」
という説と、
「童謡の原型がドイツにあり、それを意訳したもの」
という説があるようです。
詳しくは→ http://doyo.jp/sub/tamao11.htm
上記のページには、山室静訳の、非常に良く似た詩が掲載されています(ちなみにヤギではなく羊が主役です)が、こちらでは首が折れるというような詩はありません。
日本の童話やマザーグースなどの子供向けの本にも(大人から見れば)残酷な話が多々あります。多分そんな感じなのかなぁと思いました。
★もぐらさん、くがさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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