Q. つとむ731号さんからの疑問
4番=「よんばん」ですよね。なのに、なぜ、野球の打順になると「よばん」って言うんでしょう? 野球の打順以外では「よばん」とは言いませんよね。
いつからそうなったのか? なんでそうなったのか?
★またまた、野球に関する疑問です。でも、むずかしそうだなぁ。(星田)\
A. やまおさんから
4番だけでなく、7番や9番にも2つの読み方があります。
4番=「よんばん」と「よばん」
7番=「ななばん」と「しちばん」
9番=「きゅうばん」と「くばん」
アクセント辞典によりますと、どちらを使ってもいいのです。言いやすいほうに固まっていったのでしょう。野球も、打順が固定されているほうが強いようだし……。
★でも、野球の打順に関しては、「よんばん」と言っているのを聞いた覚えがないのです。なぜ、聞かないのかな?(星田)
A. かえるさんから
ただ単に「よんばん」だと発音しにくいし、聞きにくいからじゃないですかねえ……。「よん」が、鼻濁音ぽく発音されると、アナウンスの際に「よ」が消えて、「んばん」に聞こえてしまう場合もあるでしょうし。
また、1〜10番の中で、「○んばん」となるのは、3と4だけですから、区別を付けやすくするためにも、「よばん」なのでは……。
A. こじまさんから
実は私の友達が某プロ球団の仕事をしておりまして、そこの「4番打者」に聞いてもらいました。答は、
「『よんばん』って、弱そうやん、なんか……」
やっぱり、特に理由はなくって語呂とイメージでしょうか……。
イメージのルーツはズバリ「四番<よばん>サード長嶋」でしょう。長嶋茂雄の自伝『燃えた!打った!走った!』の中に、少年時代、巨人の4番になった夢をふくらませながら、庭でバットを振ったというくだりがあります。
そのとき、小さな声で「4番・サード長嶋」と自分でアナウンスしていたそうです。これを「よばん」と読むのか「よんばん」と読むのかはわかりませんが、昔から4番打者へのあこがれは常に野球少年の胸にあり、それを強烈に増幅した長嶋さんのイメージが「よばん打者」の語呂を定着させていったのでしょう。
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