Q. mariさんからの疑問
この歳になって恥ずかしいのですが……、教えてください!
クリスマスには、なぜ七面鳥を食べるのですか?
(今は、鶏肉がポピュラーですよね。)
また、その習慣はいつから、どこから始まったのですか?
知ってる方、どうか教えてください!!
A. 麻生有美さんから
もともとは、アメリカの普通の農家の感謝祭のときのお肉として、豚肉か、七面鳥があったので、そのときによって、変えていたのです。
七面鳥を食べるのが、普通だったのですが、この風習を日本に持ち込んだときに、ポピュラーな鳥が鶏だったため、チキンに変わったのです。
A. hideさんから
日本では、ターキーが手に入りづらいから鶏肉で代用してるだけだと思いますよ。
1620年、メイフラワー号でアメリカに移り住んだピューリタン(清教徒)が、初めての収穫祭のときに食べたのが野生の七面鳥の肉。これがヨーロッパに伝わり、クリスマスに七面鳥を食べる習慣になったとう話はよく聞きます。
オーブンで丸ごとこんがり焼いてクランベリーソースを掛けて食べるのが普通。日本のロースト・チキンとは似て非なるものです。
A. 百合子さんから
ちょっと御質問の答えからはずれてしまうかもしれませんが、北アメリカでは必ずしも「クリスマス=七面鳥」ではありません。むしろ、必ず七面鳥を食べるというのは、Thanksgiving
といわれる秋の収穫感謝祭ですね。日本では勤労感謝の日ということになるのでしょうか。遠くに住む家族も集まって、食卓を囲みお祝いをするとても大きな祝日です。これはカナダでは10月半ば、合衆国では11月最後の木曜日ということになっています。
私の経験では、カナダでは間が開いているので、クリスマスに再び七面鳥を食べる人も多いですが、アメリカでは一ヶ月とないのでクリスマスはローストビーフという人が多いようです。
何しろ七面鳥を料理すると、とても一度には食べきれず、その後4、5日は毎日残り物でもう当分顔もみたくないという気分になります。
A. .ASHさんから
クリスマスにローストターキーを食べるという習慣は、その昔、英国から米国へ移住した清教徒(Puritan)が、初めて迎えた収穫祭を祝って、野生の七面鳥を捕らえて食べたことがやがて欧州へ伝わり、次第に広まっていったというのが通説です。
彼らが食べた七面鳥は、当時の貧困な生活に同情した地元の先住民からの贈り物だった(このときにトウモロコシの種も分け与えられた)という説もあります。
ちなみにこのエピソードは、ローラ・インガルス・ワイルダー(Laura
Ingalls Wilder,1867〜1957)作の『大きな森の小さな家』シリーズ(訳:恩地三保子・福音館書店
or 訳:こだまともこ
渡辺南都子・講談社文庫)内でも紹介されています。ご参考まで。
★maroさんからも、宮坂さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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