Q. とらこさんからの疑問
私は綿菓子は食べません。口の周りがべたべたするのが嫌いだからです。でも、綿菓子を作っている様子を見るのは、大好きです。
そこで、質問です。
綿菓子を作るときには、ザラメの砂糖を使ってますよね。あの砂糖が、どうして、あんなふわふわの綿菓子になるのか、不思議で、不思議でたまりません。どなたか、そのメカニズムを教えていただけないでしょうか?
A. 宮坂さんから
細かな穴のあいた金属容器にザラメを入れ、熱しながら回転させると、すぐに糸状に溶けたザラメが飛び出してきます。それを絡め取ればいいわけです。
空き缶とモーター、乾電池と軸になる針金、それにアルコールランプがあれば家庭でもできると聞いたことがあります。まぁ、できそうですよね。
A. どらエモンさんから
簡単に言えば、ザラメを熱で融かして、細く引っぱると糸ができる。これを棒に巻いたものが綿菓子。
つまり、細く長〜〜い糸が絡み合って、糖独特のねばねばでくっつき合って、綿のような形を保っています。ですから、これを押しつぶすと、もとの糖の固まりになります。
具体的には、中央の部分で融けたものが、回転する、小さい穴が空いた皿のようなものに入り、遠心力で細く外に吹き出されて糸ができるのでしょう。これを棒で集めてできあがり。
多分、ザラメだと、適度な不純物でねばねばができるんでしょうね。精製糖や粗糖でも実験してみたいものです。
A. 麻生有美さんから
ザラメは、機械の中に入って、高熱で溶かされます。
あの部分は、小さな穴が空いていて、高速で回転させることによって、その穴から、遠心力で溶けた砂糖が出ます。外に出ると、冷えて固まり、糸状の飴になります。その飴を割り箸などで絡めて取ると、あのような綿菓子になります。
A. 如熊夢さんから
ザラメ等の成分であるショ糖は、熱を加えると 粘性が高い液状になります。
これは ガラスを細工する時の状態変化と同様で、加熱が進むほど粘性が低く
なっていきます。この性質を利用するのです。
実際には、側面に細かい穴の空いた「回転釜」が用いられます。この中でザ
ラメを熱して融かすと、流体化したものが遠心力によって釜の底から側面へと
つたい上がり、穴から噴き出します。その後、空中で急激に冷えて 細い糸状
に固まりますので、これを棒で絡め取れば フワフワした綿菓子の完成という
ワケですね。
A. ゼロ助さんから
まず、綿菓子をつくる回転釜についてですが、あれには中心に上の開いた円柱のようなものがあり、その円柱の側面にも小さな穴が開いています。円柱の下にはザラメをとかすためのヒーターがあります。
それでは、綿菓子のできるまでの工程です。
1.回転釜の中にザラメを入れてとかす。
2.とけたザラメを側面の穴から遠心力で飛ばす。
3.飛ばされたザラメの液は冷えて固まり、糸状になる。
4.割り箸で巻く。
というものです。
A. ゼロ助さんから
ザラメを入れるあの機械は、小さな穴が開いているもので、ザラメを熱しながらすごいスピードで回転しています。ザラメが溶けたところに、回転による遠心力が加わります。小さな穴から出たザラメは糸状になり、綿菓子の完成となります。
私の小学校では、空き缶に小さな穴をたくさん開けたものをモーターで回転させ、下からアルコールランプで熱して作りました。
面白実験などの本にも載っているので、知っている方もいらっしゃるはずです。
★kirさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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