Q. smileからの疑問
舟皿に入ったたこ焼きの上に乗せている、あの薄い緑色の紙は、何という紙なんでしょうか?
仕事で昔ながらの洋食焼きを販売することになって、ぜひあの紙を使いたいなーって、思ってるんですが、調べようがないので、質問しました。
前の家の近所に昔ながらの美味しいたこ焼き屋があって、そこは経木の舟皿にその緑の紙をのせて、紙に包んでくれます。
その、昔ながらの雰囲気がとっても良くて、気に入っています。匂いがたまんないってって感じです。
★まず、名前。あの紙に関するそれ以上の情報がありましたら、もっとうれしいです。(星田)
A. 勝一さんから
たこ焼きの上の緑の紙のことですが、よく魚屋さんとかでも使う物と一緒だと思います。マグロとかをよく包んでいます。ビニールが普及するまで、特によく使われていました。業者さんたちは「あぶら紙」とかって言ってます。
すこし調べると、
「あぶら紙」=乾きやすい油(荏油・桐油)をしみ込ませた紙。防水性があるため和傘・提灯・花合羽(花を包んで運ぶ)などに使われる
――とあります。もちろん、現在は天然じゃなく化学性の液体を染み込ませてあるんでしょうね!
「みどり紙」って言う人がいましたが、白色もたまに見ます。でも、ほとんどが緑色ですね。
A. 麻生有美さんから
それは、「日和色軽包装紙」という名称のものだと思います。「日和色軽包装紙」で検索すれば、取り扱っているお店を見つけることができます。
あの薄い緑色……、「ひわいろ」っていうんですね。漢字では、「鶸色」とも書くようです。「日本の伝統色」って感じがします。
日本の色も、言葉も、一杯あったけど、なくなっていくのですね。
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