Q. 紗原悟さんからの疑問
野球漫画『ドカベン』の主人公、山田太郎は、大食らいで、弁当がとんでもなくデッカイので、「ドカベン」というあだ名になった……という設定のようです。
ところが、作品中で山田太郎は、ちっとも「ドカベン」と呼ばれていないのです。「山田」「山田さん」「山田ァ」と呼ばれています。口の悪い岩鬼でさ
え、「や〜まだァ」とか呼んでいます。山田の妹サチ子を「ドチビ」、チームメイト殿馬を「トンマ」、先輩の土井垣を「ドエガキ」と呼ぶのに! どうしてでしょう?
実は、山田太郎は、初登場時にとんでもなくデカい弁当を持ってきましたが、その後は「大喰らい」のエピソードが全然ないんです(岩鬼には何度もあります)。ということは、実は山田は節制していて、「ドカベン」は控えているのでは? そのあたりも関係しているのかなぁ?
★土門も「ドカベン」って呼ばれてましたね。(星田)
A. 凸ポン好き!さんから
関係ないかも知れませんが、アニメの再放送を見ていたら、初優勝の帰りの新幹線の中で岩鬼が「ドカベン」と呼んでましたよ。そのときの感じからすると、「ドカベン」は山田を揶揄した呼び方であって、馬鹿にしたときとかしか使わないんじゃないでしょうか。
★岩鬼は、山田を尊敬しているのでしょうね。結局。
A. ぶっとこさんから
言われてみれば、確かにそんな場面の記憶がありません。
コメントにあった土門初登場の場面で、
「おーい、ドカベン」
と呼びながら近寄ってくる横浜学院の野球部員を見て、岩鬼が、
「馬鹿なあだ名のやつがここにもおったわい」
という展開があった覚えがあります。
また、柔道時代、山田が八百長疑惑をかけられたとき、山田がいないところで、
「勝負は生か死かや、なかったんか、ドカベン太郎よ」
とか怒りながら言う場面もあったような。(本が手元にないので、曖昧な記憶です)どちらも、本人に直接は言ってません。
岩鬼は、山田の弁当が自分のより大きいことを問題視していたので、面子もあって、ドカベンと呼ばなかったのかな。というより、人のつけた名前は使わず、自分の好きなように相手を呼ぶ性格なだけのような気がします。
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