Q. ビョンビョコ星人さんからの疑問
TVアニメのタイトルについて、以前から疑問に思っていたことがあります。
タイトルが原作と微妙に違うことがありますよね。たとえば……、
『パタリロ』→『ぼくパタリロ』(古い……)
『金色のガッシュ』→『金色のガッシュベル』
など。
他にも、話が一区切りついたところで、
『ドラゴンボール』→『ドラゴンボールZ』
『セーラームーン』→『セーラームーンR』
などなど。主人公が変わるわけでもなし、なんでわざわざ、こんなことするのでしょう??
★『おジャ魔女どれみ#』、『イナズマンF』などもありますね。
「新番組が始まったんだぞ!」という話題作りのためだと想像しますが、何かそれ以上の深〜い理由があったりして……。
『サザエさんRX』とか始まったりしないかな……。(星田)
A. ハビュエルさんから
すべてのアニメに共通というわけではありませんが……。
スタッフやキャスト(声優)の入れ替え、追加、原作にはないアニメオリジナルの設定、エピソード、キャラクターの追加もしくは改編……、など行われる場合は、原作や前作と作品名を変えるみたいです。
A. 凸ポン好き!さんから
スポンサーとの関係だと思います。改めて契約し直す、つまり別番組扱いな
のでは?
A. 陣外さんから
昔、「少年ジャンプ」で連載していたバスケット漫画『スラムダンク』においては、原作者が、
「俺の作った桜木とアニメの桜木は別だ」
という主張をし、アニメには『アニメ スラムダンク』と名称をつけ、原作とアニメを区別した――という話がまことしやかに流れておりました。
また、大人の事情(著作権上の問題等)により、原作とアニメはタイトルを変えて場合がほとんどだということです。
他にも理由があるかもしれませんが……。
A. ひいろさんから
まず、マンガが原作の作品がアニメ化される際ににタイトルが変更される場合の理由としては、3つのケースが考えられると思います。
(1) 想定しているアニメ視聴者層がマンガ購読者層と異なる場合に親しみが湧くようなタイトルに変更されるケース。
(2) マンガのタイトルと同名の作品が既に過去に存在するケース。
(3) タイトルが既に他社によって商標登録されているケース。
『金色のガッシュ』はまさにこの3つ目に該当するケースと考えられます。ちなみに「ガッシュ」で登録商標を検索すると8件ヒットしました。
また、同じ登場人物なのにタイトルが変更されて作品が継続される場合の理由としては以下の2つのケースが考えられると思います。
(1) 当初の予想以上に人気が出てしまい、急遽放送延長が決定したケース。
通常の番組では、1クール、2クール、1年などというように作品の予定される話数が決まっていて、その中で作品が終了するようにシナリオの構成が決められます。当然延長が決定されても、今の作品は当初に決めたストーリーに沿って終わってしまいます。そうすると新たな仲間、ライバル、敵を作って、新しいストーリーのもとで作品を続ける必要が出てきます。そのような場合に「新しい展開が始まった」ということを思わせるためにタイトルを変更するのではと思います。
またスポンサーとの契約との絡みもあると考えられます。『セーラームーン』や『どれみ』なんかはこのケースだと思います。
(2) スタッフ交代があった場合や作品に何らかのテコ入れがあるケース。
長期間にわたる放送でマンネリ化してきた場合、スタッフ(監督等)の交代、根幹をなすストーリーの決着があった場合、もしくは予想ほどヒットせずに何らかのテコ入れを行う場合です。『ドラゴンボール』や『北斗の拳』などがこれに該当するかと思います。確か『ドラゴンボール』はフリーザ編が始まるときに「Z」になりましたし、北斗の拳はラオウが死んだ時に「2」が付きましたね。
かなり推測もありますが、こんなところではないでしょうか。
★みるみるさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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