Q. ひらひらさんからの疑問
花火大会が大好きです。大阪ローカルの話で恐縮ですが、PLの花火大会は、毎年すごいです(人出も……)。
さて、そこで、疑問なのですが。打ち上げ花火の玉って結構大きいですよね。打ち上げられた後に、割れた玉だけ落ちてくるんですよね? 当たったら痛いくらいではすまないと思うのですが、そういう事故はないのでしょうか?
また、何百発も打ち上げるような花火大会では、落ちてきたの玉の回収などはやっているのでしょうか?
A. KS奇跡さんから
花火の玉は紙でできているので、燃えてしまうそうです。
ただし、星(実際に光る部分)の灰は多少出るようで、真下に近い場所で花火を見ていると、スチールウール状のものが降って来ることがあります。落ちてくる間に冷えてしまうので、熱くはありません。
A. Yoshihiroさんから
花火の玉は、中心に玉を破裂させる割薬、その廻りに色を出す為の「星」と呼ぶ火薬、その外側を新聞紙の様な紙を張り合わせて円形にしたものです。
外側の紙は花火が爆発したときに粉微塵になり、同時に割薬と星の熱で燃えてしまいます。
だから、落ちて来るのは燃えてしまった後の灰ですから、たとえ当たったとしても、痛くないんです。
★う〜ん。全部が全部、うまく燃え尽きればいいけど……。私は、玉が目の前に落ちてきた経験がありますよ。(星田)
A. しげ3さんから
花火を行う場合、警察や消防署への届け出と合わせ、保安距離の確保も必要になるはずです。
保安距離は、打ち上げる玉のサイズ(?)、○号玉なら何メートル以上という決まりがあるようです。実際のところは、その距離を取っても風向きなどで保安距離外での玉の落下はあるようです。
ちなみに、私の住んでいる地区の花火では、よく道路に玉の破片が落ちてきて、地区の消防団の人と子どもが拾い集めています。花火の玉をお守りのように家に飾るところもあるようですよ。
A. 柴犬さんから
打ち上げ花火の玉殻は、落ちてきます。しかし、通常使われている割物(普通の打ち上げ花火)の玉殻は、火薬量が多いので、花火の爆発力でバラバラになり破片は小さくなって落下していきます。当たってもあんまり痛くないです。煤で服は汚れますが……(経験済み)。
もう1つのポカ玉(文字花火や柳系の花火)は、花火の火薬量がすくないのでバラバラにはならず、二つにポカッっとわれて玉殻は落ちてきます。これは、めっチャ痛いです。ヘルメットなかったら脳心頭ものです(マジで)。作業員や打ち上げ現場スタッフは、ヘルメット要着用義務有りです。
大玉の場合は、木製のものだったら余裕で破壊できるのでは? ですが、花火大会では、落下しそうな場所では、花火の見物はできないようにしてますし、強風の場合、玉殻が民家に落下したり、事故がおきないようにするため、中止になります。
落下した殻は、次の日の早朝からゴミ拾いします。朝6時からゴミ拾いはマイッタマイッタw。
A. 甘ちゃんから
落ちてきた玉に当たれば、もちろんケガします。そのために大会関係者は、立ち入り禁止区域を設けます。
小生の住んでいる地域の花火大会では、割れて落ちてきた花火の殻は、花火大会の翌朝、花火師さんと大会関係者で片づけてますよ。数年前に落ちてきた殻で屋根瓦が割れたと大会関係者に文句を付けた人がいました。
A. かやくやさんから
花火は紙製の玉皮の中に球状の火薬を並べて作ります。玉皮はボール紙の上から、クラフト紙を何重にも張り合わせたもので、所定の高さまで揚がるまで壊れないように固く作られています。
基本的には花火が開くと同時に玉皮は細かく割れて飛び散りますので、大きなものが落ちてくることはありません――と言いたいところですが、大きなものが落ちてきて観客がケガをすることがあります。
昨年度(2003年度)も煙火(火薬類取締法でいう花火のこと)消費中の事故は22件あって、9人の観客がケガをしています。一昨年は死亡事故もありました。(経済産業省原子力安全・保安院のHPの火薬類の安全のページに過去3年間の事故年報があります。)
そのために、打ち揚げ位置から花火の大きさに応じて観客等の一般の人が入れない区域をつくって安全距離を取らなければならないことになっています。この距離の設定は各県に委ねられているので、県ごとにまちまちです。また、風向きなどで安全距離以上に破片が飛ぶ場合もあるため事故になると考えられます。
業界団体では、打ち揚げ実験をして風向きや玉の大きさによって、どのぐらいの大きさの破片がどこまで飛散するかなどを調査して、安全距離設定のための基準をつくったりしています。
花火を見る場合は、主催者が設定した安全距離以上に離れたところから見るようにしてください。
玉の回収についてですが、基本的に粉々になって飛散しますので、回収はしていない(できない)はずです。
★HARUさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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