Q. みーさんからの疑問
私には長年抱いている「素朴な疑問」があります。
冬によく温泉につかっている動物(サル等)がいますが、温泉を出たときに、凍えないのでしょうか?
体を拭くタオルなんてないでしょうから、濡れた体のままでいたら、下手したら凍死するのではと心配してしまいます……。
★心温まる疑問ですね。(星田)
A. fukさんから
動物学者ではないのであくまで想像ですが、犬が水に濡れると体をブルブルと振り動かして水気を取ります。サルなども同じようにしているのでは?
A. 麻生有美さんから
毛根には、汗と共に脂を分泌する腺が通っています、それによって、毛の一本一本に、脂分が補給できます。
猫の場合は、毛繕いに舐めることによって、毛の隅々まで油分を広げて行きます、それにより、油でコーティングされた毛は、体を震わせることによって、簡単に水分を飛ばすことが出来ます。それによって、タオルの必要が無いのです。
A. 佐伯紘二さんから
毛皮の長毛の付け根に、フェルトのような「綿毛」があって、水もお湯も皮膚まで届かないのです。
長毛が濡れて凍り付いても、綿毛で断熱されて影響を受けないのです。
A. ひいろさんから
ネットで調べてみると、ニホンザルについての情報が見つかりました。おそらく他の動物も同じではないかと思われます。
まず、温泉などから上がると寒くなるのは、皮膚についたお湯が冷えて、蒸発するときに一緒に体温を奪うからと思います。
しかし、ニホンザルには細かい毛が密集して生えており、かつ油分が毛を覆っているので、水が皮膚まで達することはないそうです。
つまり、毛の表面は濡れていても、皮膚は全く濡れていない状態です。ある意味皮膚は温泉に入っていないのと同じ状態であるため、お湯が蒸発することにより体温を奪われることはありません。
元々冬の気温には耐えられているので、温泉から上がっても凍えることはないということだと思います。
★GioGIoさん、鰻田社会科雄さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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