--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.387(2004.09.30)

Q. ふくろうさんからの疑問

 高速バスを利用していて、不思議に思ってことがあります。
 夜行バス(長距離)を利用したときのことです。出発時点では乗務員(運転手)が2人いたのですが、到着時点では乗務員(運転手)が1人になってました。
果たしてもう1人は、どこへ……?
 また、日中の高速バス(たぶん中距離)を利用したことです。途中のサービスエリアで休憩したのですが、サービスエリアを出発するときには、最初運転していた方とは別の方が運転していたのです(運転手さんは終始1人です)。果たして、これは一体……?


A. ひろきさんから

 運転手さんはパーキングエリアや、バス停で交代してるはずです。労働基準法で通常、労働者は1時間か2時間に一度、休憩をとるようにとなっています。
 バスの運転手さんなどは労働記録などを書いてますから、交代しないといけないのです。

A. Pすけさんから

 長距離バスは、確か、床下に運転手さんの休憩室があって、サービスエリアで交代してるようですね。
 乗降ドアの近くに謎の扉があって不思議に思ってました。あそこではないでしょうか?

A. ポポンさんから

 答えは簡単。長距離、中距離バス共に途中のSAでの休憩時に、運転手・乗務員の交代・乗り換えが行われているからです。
 一人だけの運転で長い時間、乗客を運ぶのは危険すぎるというのが第一の理由でしょう。第二の理由は、予想でしかないのですが、運転手・乗務員の担当地域が決められているのではないでしょうか。電車の運転手も特定の駅で交代しているのをよく見かけますし……。
 深夜バスでは、乗客のSAでの休憩はできないのに、運転手の休憩、交代のために停車することがあります(笑)。ガソリン補給などもするかもしれませんけどね。

A. なぞなぞすき^^;さんから

 これは聞いたことがあります。
 長距離運転の場合、途中で運転手が交代します。交代する運転手さんは……、バスの床下で寝てます^^。荷物室のそばに狭苦しい仮眠室があるようですよ^^。
 車内が禁煙でもこの仮眠室で喫煙する乗務員の問題がありました。
 また、仮眠室では休息は充分に取れないので、交代地点で待機する方法に代わってきてるようですね。

A. まささんから

 長距離移動の高速バスの中には、荷物を入れるスペースの横に、乗務員用の仮眠スペースがあります。御手洗が一段低くなっていて、階段を降りるタイプのバスならば、トイレに入る手前に扉があるので、分かるかもしれません。
 夜間の運行には、不測の事態にそなえて、乗務員が2名必要という話をききました。発車してすぐのときは、まだ眠くないから普通にのっていて、到着したときは、片方が熟睡中なんじゃないでしょうか。

A. 如熊夢さんから

 夜行バスのように長距離運行されるバスの場合、2人の乗務員が交代で運転にあたりますが、運転していない方は乗客の目が届かない場所で仮眠を取っています。
 それがどこかといえば、ズバリ『床下』です。
 車体左側下部にトランクルームが付いているのはよく目に付くと思いますが、それと同様に客室の下には「乗務員休憩室」なる狭いスペースも確保されており、交代要員はそこに寝そべって出番を待っているのです。
 ふくろうさんが利用した中距離バスについても、それがハイデッカータイプだったのであれば、一方の乗務員は床下で休憩していたものと思われます。

A. いんべひろしさんから

これは法令だったか省令(国土交通省令)だったかで決められていることでして、ある一定距離(200kmだったかな?)や一定時間運行したら、運転手は交代させないといけないことになっています。
 たいていの夜行高速バスだと、客室の下に交代運転士の仮眠室があって、控えの運転士は交代時間までそこで仮眠しています。で、サービスエリアなどで交代して、それまで運転していた運転士が今度は仮眠する、というぐあいになっています。
 ただし、JRの東名ハイウェイバスだと、東名静岡で運転士を交代するときは、それまで運転していた運転士はバスを降り、交代要員が乗り込む、というような運用になるものもあります。東京〜名古屋間のバスだけかもしれませんが……。
 昼行の場合は、交代した運転手はバスを降り、別の運転士が乗り込むという場合がほとんどですが、運行距離の短い路線(片道100km未満の路線)だと、起点から終点まで同じ運転士ということもあるかもしれません。

A. FUUFUUさんから

 夜行高速バスではほとんどの場合は2人乗務です。出発時、一人が運転、予備運転手は荷物の受け渡しや車内整理・案内をします。
 出発後しばらくすると予備運転手はトイレへの階段横の秘密の扉から、階下の運転士仮眠室にもぐりこみ、そこで仮眠をとります。もちろん車外からも出入りできるのですが、走行中は秘密の扉から仮眠室に出入りします。
 また、3台運行で5人の運転士が交代しながら運行する場合もあるので、出発時は2人いた運転手が到着時には一人になっていることがあります。

A. アンギラスさんから

 長距離に使うバスには、運転手さんの仮眠スペースが客席の下(外からスキーの板など荷物を載せるあたり)にあるタイプのものがあります。
 バス会社としては、お客さんを一人でも多く乗せるため、そんな解りにくい窮屈なところに仮眠室を設けているのでしょうか? あるいは、変に車内が明るかったり騒々しかった場合、交代の運転手さんが落ち着いて眠れないと困るからかもしれません。ちょっと考えると窮屈で居心地が悪そうでしょうが、慣れれば荷物入れのようなスペースでも熟睡できるんでしょうね。
 長距離トラックの場合も、似たような仮眠スペースが運転席の後にある場合があります。
 先日、ラジオで高速道路でのバス衝突事故のニュースが聞きました。その中で、
「バスの下の仮眠室で寝ていた交代の運転手の○○さんが足の骨を折る大怪我……」
とありました。

A. ひろりんさんから

 運転手が区域外に行かない、または出ない措置だと聞いてます。
 宅急便などの具体的な例でいうと、関越の高坂SAでは新潟方面から首都圏に来る車の運転手と首都圏から新潟方面に行く車輌の運転手が交代しています。そうすることにより、ドライバーは苦手な地域に行くことなく、土地勘のある地元に戻って配達すればいいわけです。
 今回のご質問では「消える」ともありましたが、交代車輌台数の対比が異なる場合は、運転手(になる人)をそこまで送迎する事情もお判りいただけると思います。
 なお、ここで問題になるのが通行券。もしポケットに入れたままでの交代だと、キセルができてしまいます。その行為を防止するために、通行券には車輌のナンバーが印字されて出て来ますので、高速を利用された際にはご覧になってみては?

A. noridarさんから

 僕も気になってました。調べたところ、夜行バスは通常2人が乗務していますが、目的地を出発してしばらくすると片方の運転手は仮眠室で仮眠しています。で、夜中にときどき交替しながら運転していくのです。
 到着が早い路線の場合、目的地に着いた時点では運転手は仮眠中なのかもしれません。
 また、途中のサービスエリア近くに乗務員の詰め所があって、そこから交替の運転
手が出てきて運転を交替している場合もあります。
 東名高速のJRバスは三ヶ日インター近くでこの乗務員交替が行われるようです。
 ふと目にした夜行バスのサイトで僕が同様の質問をしてみたところ、この回答を得ました。まったくの受け売りですが、ご参考になれば……。

わかめさん、洞窟ピングーさん、つかささん、こみゃんさん、光太郎さん、シルバーフォックスさん、Takanoさん、JH9IFGさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。