Q. ノーガイドさんからの疑問
ベランダとバルコニーとテラスはどう違うんですか?
なんとなく1階のベランダをテラス、2階以上のベランダをバルコニーと分けてるような気がします。正式なところはどうなんでしょうか?
★よくある疑問なのですが、ここらで片を付けましょう。(星田)
A. 藍色狸さんから
私は、このベランダ、バルコニー、テラスの違いは広さだと思います。
ベランダ≦テラス≦バルコニー
の順番で大きくなっていくんだと思います。
そして、たぶん同じものをどの名前で呼んでもいいんだと思いますが、基本的に家の造り(和風、洋風、中華風)によって呼び方が変わっているのではないかと思います。
★ところが、そうでもなさそうなんですよ。(星田)
A. ポポンさんから
ベランダ→屋根が付いているもの
バルコニー→屋根が付いていて、2階以上
テラス→屋根のないもの、1階
だったと思います。
たしか、これに近いものだと思うんですけどね。。。
★う〜ん。ということは、1階で屋根があれば「ベランダ」ですね。
また、この定義だと、バルコニーは、すべてベランダに内包されています
ね。むずかしい!(星田)
A. まいたけさんから
これは明確な区別があるようです。
ベランダ……屋根ないし庇つきで、且つ2階以上にある
バルコニー……屋根や庇が無く、且つ2階以上にある
テラス……部屋と床続きになっており、且つ1階にある
こんな感じです。どんなに狭くても、たとえトタンでできていても、屋根が無ければバルコニー。イメージが……(笑)
A. なぞなぞすき^^;さんから
おもしろいので……「infoseek国語辞典」をひもときました^^
・ベランダ……建物から張り出した縁。普通、庇(ひさし)のあるものをいう。
・バルコニー……(1)「露台(2)」に同じ。バルコン(仏)。 (2)劇場の二階席。
なるほど。では「露台」とは?
建物の外面に張り出した、屋根のない平らな所。バルコニー。テラス。
・テラス……(1)段々になっている台地。段丘。(2)建物から床と同じ高さで庭や街路に向けて張り出した部分。露台。
屋根があるかないか、段差があるかないかで名称は変わるようですね。でも、外部に張り出したものという点ではみな同じようです。わたしにとっては「物干場」で結構です。わたしはロフトがほしい。
★だんだん、まとまって来ましたね。
ベランダとバルコニーの違いは、屋根の有無。
テラスは、床と同じ高さという条件が必要。
ということは、「ベランダ兼テラス」「バルコニー兼テラス」は、あり得るのですね。(星田)
A. 鰻田社会科雄さんから
まずこの3つの中では、テラスが最も意味の広い言葉です。
テラスとは、室内の床と同じ高さで屋外(庭や街路)に向けて張り出したフロアのことです。
バルコニーとは、元々劇場の一階席や二階席のことです。ですから、テラスの中でも二階以上にあって、手摺りが付いるものが、バルコニーです。
ベランダは、テラスの中で屋根(ひさし)が付いているものを指します。
つまりバルコニーはテラスの一種であり、ベランダもテラスの一種です。二階にあって屋根が付いているテラスは、バルコニーとも言えるしベランダとも言えます。
ただ、日本は雨が多い為に、以上のうち「屋根がない」は非常にあいまいになっています。たいていは、簡単なものにせよ何らかの屋根は付けるものだからです。その結果として、屋根があろうがなかろうが、
・一階の屋外(つまり庭)に向かって張り出したフロアをテラス。
・二階以上の屋外に向かって張り出したフロアをバルコニー。
と呼ぶのが普通になっているようです。
では、ベランダはどうか。テラス、バルコニーはやや高級感の漂う言葉であり、普通かそれ以下(と言っちゃ失礼だけど……)の家やマンション、アパートなどの、屋外に向かって張り出した部分を、ベランダと呼ぶようです。
A. showさんから
ベランダ、バルコニー、テラスの違いは、ズバリその役割です。
ベランダは、室内から「室外に出るため」のもので、その広さは靴を履いたり脱いだりできる程度のものから、イスやテーブルを置ける広さまで、まちまちです。
バルコニーは、室内から続いた空間であり、そこから「外へ出るためのもの」ではありません。ですから当然手すりや柵があります、その広さは「1人以上がゆっくりとくつろげる」以上の広さです。2階との限定はないので、1階でもバルコニーはあり得ます。
テラスとは、室内から続く空間で、「屋根がなければなりません」。屋根といっても、しっかりしたものから日よけ程度のものまで色々です。目的はその「屋根の下でくつろぐ」ことで広さは、数人以上で利用できる広さです。
★麻生有美さん、かいちょさん、江戸川三連豚さん、せいるんさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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