Q. たっつんさんからの疑問
申請書類等の押印欄にはその横に、
「シャチハタは不可」
と注意書きがある場合があります。この理由が分かりません。
朱肉さえ使えば、100円ショップで手に入れた三文判でもよいのでしょうか?
シャチハタは常に否定され続けているようで、かわいそうです。
A. 麻生有美さんから
たぶん、新しい物に対する拒否反応なのでしょう。
これは、未だに、コンピュータ決済が、一般的になっていないのと同じ理由では、無いのでしょうか?
昔は、三文判でさえ手彫りだったので、シャチハタのように、工場で、同じ物を幾つでも、作れるような物では、個人の確定が出来ないとして、「シャチハタは不可」と言う風習ができたのでしょう。
A. 警視庁捜査課さんから
「シャチハタ」は機械彫りですので、同じ名前の印鑑は全て同じ印影になっています。重要書類は偽造印鑑などを使われないようにするために「手彫り」の印鑑を使うようになっています。
「手彫り」の印鑑であれば同じ印影は少ない=偽造は難しいとなります。以上の理由から、重要書類にはシャチハタは使えません。
A. HSさんから
役所で印鑑登録を扱っていた経験から……。
シャチハタなどのゴム印は押す力によって文字の太さが変わり、同一の印鑑であっても違うものに見える場合がある、というのが印鑑登録に使用できない理由です。
A. Jun Penskeさんから
確か、「押し方で印影が変わってしまうから」です。
シャチハタ印はゴム製ですから、強く押せばゴムがたわんで印影が太くなります。だから、100円ショップの三文判がセーフでシャチハタ(をはじめとするゴム印)はNGなのです。
最近は、100円ショップでシャチハタタイプの三文判までありますが。
A. KS奇跡さんから
シヤチハタ(ヤは大文字)などの「浸透印」は、ゴムなどで作られていて「常に同じ印影になる保証が無い」ために公的な文書では不可、となっているのだそうです。
三文判の件は、以前から指摘されていることですが、「既製かどうか」よりも「ゴム印じゃないこと」のほうが重視されている現状から考えると当分のあいだ、この「危険な状態」が続きそうですね。
A. アジさんから
ある役所で働いていたとき、シャチハタはダメとお客さんに言っていました。
届出用紙は薄く、シャチハタのインクが濃い場合、にじんでしまい判読できなくなります。
また、そのときは大丈夫でも、時がたつとまわりの水分を吸収してしまうのか、やっぱりにじんでしまいます。最悪の場合、赤い丸になってしまいます。
そんなことからシャチハタ禁止になったようです。
A. なぞなぞすき^^;さんから
いちばんの理由はその使われているインクのようです。時と共に薄くなったり、ひどいときは見えなくなる……。
では、インクがダメなら朱肉をつけて……。しかし、シヤチハタなど印章に使われるゴム材、こういった変形する材質の印鑑は基本的に嫌われます。芋判なども同じです。また、その印影なども画一的で同じ物が手に入りやすいといったのも、拒否される理由の一つですね。
印鑑登録ではもちろん使えませんが、縁の欠けた印鑑などの場合20%程度は許可になるようです。こんな印鑑を登録するヒトはいないと思いますが、わたしの銀行印は縁が欠けています^^(だからこぼれておかねがたまらない??)
わたしはシャ−プペンシルの頭に判子のついたものを愛用しています。古いのでインクがなくなってきたんで、朱肉のインクを買ってきて、印面からじっくり染み込ませ利用しています。シヤチハタですが、特別に彫ってもらったもので、通常の印と変わりません。最近はインクも補充できるらしい……。
余談ですが、シヤチハタの読み方は「しゃちはた」ですが、書くときは「シヤチハタ」らしい……^^
★草加モネさん、ポポンさん、Belkisさん、つかささん、xiaojieさん、ひいろさん、湯どうふスープさん、筧さん、しがないメリヤス屋さん、トンビーさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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