--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.436(2005.05.02)

Q. アイスマンさんからの疑問

 4月というのに30℃を超える日がありました。ついつい、冷たい物に手が行ってしまいます。
 先日、アイスバーを買ったのですが、今まで疑問に思わなかったのに、そのときになって疑問に思ったのです。それは、「あずきバー」です。

 あずきバーって、ほかのアイスバーに比べて、やけに固いですよね? 最初は歯が立たないくらい固いです。あれって、なぜですか? 何か私たちに試練を与えているのでしょうか?
 あずきバーだけ、何かが違うのでしょうか?

ほぉ〜。確かに! あずきバーは固いです。
 あずきバーが食べたくなりました。(星田)


A. Picorinoさんから

 氷結したものの「かたさ」はいろいろな要素で異なります。
 温度が低いほど硬い。アイスキャンディーの場合、入っている冷凍庫が同じで同じ温度なので、これが原因ではない。
 気泡を含むものは割れやすい。氷の硬度は同じでも、気泡は薄い氷の膜でできているので壊れやすく、噛んだときあまり硬いと感じない。
 一体となって氷結したものと比べ、氷の粒を押し固めたもの(シャーベットアイス)は、壊れやすい。これも、硬度は同じでも、構造としての弱さで硬さを感じない。
 乳化された脂肪の固体は氷より硬度が低い。多くのアイスクリームは乳化脂肪が含まれていますので、単純な氷より柔らかい。
 というわけで、あずきバーは小豆の部分以外は一体構造の氷なので頑丈、つまり硬いと感じるのです。ただし、これでも糖分を含んでいるので、水だけの氷ほどは硬くない。

やはり、むずかしい疑問だったのかな? 回答が、大変すくなかったです。
 引き続き、回答をお待ちしています。(星田)

A. 黒男さんから

 あずきバーで有名な井村屋さんに電話で問い合わせたところ、以下のような回答をいただきました。

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・まず、俗に「アイス」と呼ばれるものには、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓という分類がある。(順に硬さが増す。)あずきバーは氷菓の分類に入る。
・あずきバーの主原料は水とあずきなので、板氷ほどではないが、それに準ずる位の硬さはあるかもしれない。
・アイスの柔らかさは一般的に中に混合されている空気量(オーバーランというらしい。)によるので、あずきバーの場合、その空気量が極めて少ないことからあのような硬さになってしまう。
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とのことです。
 ちなみに、柔らかいものは製法的にむずかしいようでした。
 硬くて食べることができない方へのアドバイスとして、
「しばらく常温で放置して溶けかけたところを舐めてお召し上がりください」と、まぁなんとも……な回答をいただきました。
 ですから、Picorinoさんの回答でほぼ正解だと思います。

黒男さん、すごい! 井村屋さん、ご協力ありがとうございました。(星田)

A.現在、調査中です。情報ください。 [メール]