--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.438(2005.05.10)

Q. さぼぶらさんからの疑問

 イタリアンで『ガス入り水』のメニューを見ます。これは人工で造る味無しサイダーなんですか? それとも、天然水なのでしょうか?
 もし天然水であれば、どんな処に湧いてるのですか?

私は、初めて飲んだとき、「なんだこれは!」と驚きました。(星田)


A. ヒイロさんから

 ガス入りのミネラルウォーターのことを「発泡性天然水」といいます。このガスは後から注入されたものではなく、天然の状態で水にガスが溶け込んでいます。
 このような発泡性天然水が出来た原因は、まさに神の悪戯のごとく、「偶然の産物」だそうです。太古の地殻変動により、たまたま地下水脈とその側にあった天然ガス層が混ざり合って発泡性天然水ができたようです。
 ちなみに、世界で最も有名な発泡性天然水であるフランスの「ペリエ」の起源は、かつてローマ帝国と闘ったカルタゴの英雄ハンニバルが発見したという伝説に行き着くそうです。

A. 4pyoさんから

 売っている水がどうなのか知りませんが、私の体験を述べます。
 10年ほど前、チェコと分かれたばかりのスロバキアで学会がありました。首都ブラチスラバでの会議の後、学会のツアーで田舎を廻りました。
 ツアーの途中、水飲み場で流れ落ちていた天然の湧き水を飲んでビックリ。ガス入りの水だったのです。
 我々がヨーロッパに行くと、ミネラル・ウオーターがガス入りで困ることがあります。逆に、日本でガス入りのミネラル・ウオーターが買えなくて困っていたドイツ人がいましたが、その理由が分かった気がしました。
 日本にもガス入りの湧き水があると聞いたことがあります。三ツ矢サイダーの元になった平野鉱泉は炭酸ガス入りではないでしょうか。
 ちなみに、私が行った時のスロバキアはまだ資本主義に汚されていないという印象でした。田舎は実に素朴で人は親切、物価は滅茶苦茶に安くて、旅行するのなら今だなと感じました。

麻生有美さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。