--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.456(2005.07.22)

Q. factoryさんからの疑問

 高圧線の電線ってどうやって張ったんでしょうか?
 よく田舎の山にかけてある電線やリフトのワイヤーなど、いちばん始めはどうやってかけたんでしょうか?
 やっぱり、人が電線を抱えて山を上ったりしたんでしょうか?

よく聞く疑問かもしれません。
 実際にそういうお仕事をされた方のお話が聞けるとうれしいです。(星田)


A. SSSさんから

 以前にこんな方法を聞いたことがあります。
 山と山の間に電線を張るには、まず、鉄砲の弾にタコ糸を付けて相手の山に打込んで、山と山にタコ糸を繋げます。次にそのタコ糸に細いロープをつなぎ、張り替えます。その細いロープを順に太いロープに張り替えし、最後に銅(?)の電線に張り替えるみたいですよ。

A. ごんたさんから

 ズバリ、ヘリです。
 電力会社の展示か何かで見たことがあります。

A. jiveさんから

 山奥の送電線などは、人力ではとても無理なので、ヘリコプターにケーブルをぶらさげて、鉄塔から鉄塔へ張っていきます。
 リフトのケーブルは多分、人力でしょう。
 ちなみにリフトのケーブルって繋ぎ目が無いような気がするのですが、どうやってつなげているんですかね?

A. Picorinoさんから

》ちなみにリフトのケーブルって繋ぎ目が無いような気がするのですが、
》どうやってつなげているんですかね?

 ケーブルの簡単なつなぎ方を一つ見たことがあります。
 いとこが山から伐採した木をケーブルで吊下ろす仕事をしていました。山の小高い位置からふもとまでケーブルを張り、牽引用ケーブルをウインチで巻きとって動かします。このケーブルは結構細いし、使っているときキンクになったりしてときどき切れます。
 切れたら、端っこを切り、ほぐします。ほぐしたもの同士を突き合わせてねじってつなぎます。したがってって、つないだところはすこし太くなります。
 この切り、ほぐし、突き合せ、ねじる方法(最後は縫うような感じで通します)に工夫があり、結構強度的には強いようです。

A. しげ3さんから

 ワイヤーの張り方ですが、谷を越えて張ったりする場合は、まず、細いワイヤーのついた矢のようなものを対岸に打ち込みます。この細いワイヤーを定位置にセットした後、機械で巻き取っていきます。ワイヤーは細いものをだんだん太いものにして巻いていくと、最終的には太いワイヤーが張られることになります。(強度や重量の関係上いきなり太いものを張るのはむずかしいらしい)。
 最近は最初の矢を打つことはすくなくなり、ヘリコプターで細いワイヤーを引っ張ってしまうことが多いそうです。
 道路わきで電線を張る工事の場合も、紐のようなものを通してから、電線を引っ張っている光景を見ることがあります。

9maさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。