Q. やまおさんからの疑問
小さい魚、「じゃこ」についての疑問です。
1.あれはあれで成魚なのでしょうか? それとも、稚魚なのでしょうか?
2.また、どのようにして捕獲するのでしょうか? まさか1匹ずつさおで釣るとは思えないし、網ですくっても網の目から逃げてしまいます。
3.あれだけ大量に消費しても、なぜ枯渇しないのでしょうか?
★じゃこをごはんに乗せて、醤油をかけて食べるのが好きです。(星田)
A. 麻生有美さんから
じゃこ、小女子(こうなご)は、幼魚です。じゃこの中で大きい物を小女子と呼びます。網ですくえるるので、網ですくってます。
取れる以上にたくさん子どもが生まれるので、枯渇することはないです。
A. Gallyさんから
ジャコがチリメンジャコのこととしてお答えしますと、あれは、イワシの稚魚です。主としてカタクチイワシを使うそうです。
干し加減によってシラスとも呼ぶらしいです。
A. アンギラスさんから
チリメンジャコは主に「マイワシ」「カタクチイワシ」の稚魚です。
地方によってはイカナゴの稚魚などで3cm位以下の小魚も「ジャコ」と呼ぶようですが、いずれにしても「成魚」ではないです。漁は目の細かい網を船で引いて捕獲します。
資源の枯渇問題については、よく解りませんが、イカナゴに解禁日があるように「時期的に加減して」漁をしているか、網の目を若干荒くして小さくてサイズに満たない稚魚は逃げられるようにして、それこそ「一網打尽」に獲らないようにしているのかもしれません。
A. .ASHさんから
私も気になって調べてみました。
ジャコ(シラス)の原料はカタクチイワシの稚魚が主だそうです。他にもマイワシやイカナゴなども使用される場合があるとか。
捕獲の方法は、以前TVで見たのですが、目の細かい船引網で捕獲していました。1〜2月の禁漁期間をのぞいてほぼ通年行われているとのことです。
どうやら漁をする場所がかぎられることによって、種の保護が実現しているようです。シラスは沿岸部、特に汽水域(河口近くの塩分のすくないエリア)で漁をするといった記述が複数のサイトにありました。
カタクチイワシ(通称セグロ)の成魚はほとんど生鮮で食用にならず、目刺しなどの加工品や飼料用粉末として消費されているそうです。もっとも稚魚の方もカタクチイワシの煮干は現在高騰中で、ネット通販の某サイトでは1kgで3500円! 他サイトでは100gで630円! あるサイトにいたっては「時価」でした。
というのもカタクチイワシは漁獲量が安定しないことで有名で、ここ2年ほど特に煮干サイズの収量が少ないんだとか……。チリメンジャコは大丈夫なんでしょうか?
調べている中で、興味深いサイトを見つけました。中でも面白かったのが、「釜あげ」「しらす干し」「ちりめん」の違いなど、種々の海産物についての情報満載のこのサイトです。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
http://www.zukan-bouz.com/index.html
|