--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.476(2005.10.14)

Q. ウッキーさんからの疑問

 引越しなどで住所が変わったときの郵便物の新住所への転送のサービスについての疑問です。
 郵便局にお願いすれば、1年間、新住所のシールが貼られて転送されます。
これはどういう手順で処理されるのかが疑問なのです。
 職員の方がいちいち目で確認していくのは、大都市では莫大な取り扱い量なので大変でしょう。やはり、機械が転送先と転送期限を判別しているのでしょうか?

引っ越しして2年目ですが、未だに、このサービスのお世話になっています。民営化で、このサービスが有料になったら困るなぁ。(星田)


A. ざあもさんから

 10年近く前に郵便配達のアルバイトをしていたのですが、その当時の手順は以下のような感じでした。今でもそれほど変わっていないと思います。

(1) 旧住所に配達する集配郵便局まで配送される。
(2) その郵便局の最終仕分けの時、転居届のあるものについては新住所のシールを張ったリ赤ペンで修正する。転居届がなければ、配達先不明のスタンプを押す。
(3) その郵便局から再配達先の集配郵便局に配送される。

 このような手順となるため、新住所に届くのは+α日分余計にかかります。また、転送サービスは原則1年ですが、私がアルバイトしていた郵便局では1年過ぎてても転居届を破棄しないで配送していました。

A. らいむさんから

 私は一昨年、東京近郊の郵便局(町田市の本局)で配達のアルバイトをしていましたが、そのときにこの処理もしました。
 基本的には地区ごとの配達担当者は決まっています。その担当区域の郵便物は基本的に機械で大雑把に仕分けられた状態でやってきますが、それぞれの家ごとに分ける(ついでに配達の順番にそろえる)作業は配達担当者が自分で行ってから配達に出ます。
 アルバイトでも自分の配達する郵便物は自分でそろえます。そのときに、どの家に誰が住んでいるかがわかる一覧表が配達するブロック(20〜30軒ぐらい)ごとに作られていて、それを見ながら(といっても2週間も配達をしていれば人の名前なんて覚えますけど)仕分け、順序組みを行います。転居の届け出がでている場合は、その一覧表に取消線等で転出がわかるように印が付けられています。
 つまり、一覧表を見ながら(あるいは覚えておいて)、配達担当者が配達前に手作業ではじいているのです。はじいた郵便物はとりあえず一カ所にまとめておいて(ここには宛先間違いでやってきてしまったものなども含まれます)、配達が終わったあとなどにチェックを行います。その郵便物が転送期間中であればシールを貼り付けて転送専用のかごの中に放り込みます。この先はバーコードが付いているので、また機械に通せば通常の郵便物と同じように配送されるという仕組みになっています。
 というわけで、転送先も転送期限も全部担当者が自分の目で見て確認してシール貼りを行っているのです。
 ちなみに、シールはパソコンですぐに印刷できるようになっていて、1シートに20枚ぐらい印刷されたものが、2穴ファイルに50音順にファイリングされていました。もちろんこれもぺらぺらめくりながら探していきます。膨大な量で大変そうに見えますが、自分の配達区域の数百人の中に限れば数十人ってところですので、すぐに覚えてしまいます。
 果たして今も同じ方式かどうかはわかりませんが、すくなくとも2年前は私はそういった作業をしていました。

A. Picorinoさんから

 答えではなくてごめんなさい。
 先日、遠くに住んでいた息子が戻ってきました。元のところを転出し、様々な関係先に私宅の住所を通知しておいたとのこと。ですから、息子宛に郵便を出される方は、私宅住所を書くはずですし、それで届くはずでした。
 ところが、数日後、数名の方から息子宛の郵便物が、「宛先がない」との付箋付きで帰ってきたとの電話やメール連絡がありました。
 もちろんそれら郵便物の表書は正しく、きちんと「私宅住所+息子名」になっていました。また、私宅の表札は姓だけですので、息子が居るか居ないかはわからないはずです。なぜ、差出人に郵便が戻されることになるのか、理解できません。
 ただし返送されたのは全部ではなく、一通だけ私宅に届いたものがありました。その宛先は正しいのに、「宛先がない」との付箋が貼られ、さらにその上に訂正のために白紙が張られていました。
 もしかして、郵便局は住民登録からデータをとっているのかなと感じています。どうなんでしょうね。