Q. ごんたさんからの疑問
時計の文字盤等に使用されている「夜光塗料」が光る仕組みを教えてください。光を当てておくと一定時間光り続けるアレです。
何らかの化学反応をして光っているとは思いますが、固体なのに何だか不思議です。あと、寿命とかあるのでしょうか?
★あの光からあまり熱を感じないので、なんだか不思議ですよね。
ホタルみたいな仕組みでしょうか?(星田)
A. みももさんから
光を蓄える性質を持った特殊な物質です。
詳細は物理学の話になってしまうのでひと言で説明するのは困難ですが、バッテリーに電気を入れると(充電すると)それがなくなるまで電気を取り出すことができるのと同じようなイメージです。
A. Rheniさんから
記憶があんまり確かじゃないんで、間違っていてもご容赦ください。
物質は原子からできており、原子核の周りを電子が取り巻くという構造をしています。この電子は外からエネルギーを受け取ると、そのエネルギーで、今、回っている軌道より外側の軌道に移動します。この現象を「励起」といい、この状態から電子が元の状態に戻るとき原子の種類に応じた電磁波を放出します。 ほとんどの物質は、外から与えられるエネルギーが絶たれると、励起状態から元の状態に一瞬で戻ってしまいます。
しかし「夜光塗料」は特殊な構造のため励起状態を長時間維持することができ、電磁波をすこしずつ放出することができます。
この電磁波が人間の可視光域にあるため、光っていると認識できるということらしいです。
|