--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.483(2005.11.11)

Q. こねこさんからの疑問

 みなさんは、こたつで寝たことがありますか?
 じつは、私の父は、こたつで寝ます。布団で寝るように、いくら注意しても、
「わかった、わかった」
と言って、結局は朝まで、こたつで寝るのです。
 気持ちいいのは、分かります。私も、寝たことがあります。でも、たとえば、6時間、そんなに長い時間をこたつで寝たことはありません。
 そんなに長く寝ると、きっと身体に悪影響を及ぼすと思うのですが、どんな悪影響があるのか、教えていただけませんか?

もしかしたら、「良い影響」があったりして……。
 じつは、我が家には「こたつ」がありません。(星田)


A. おやじんさんから

 こたつで寝ると体に悪い? 答えは、イエス。
 体温より高い温度にあたり続けていると、通常より発汗が進み、血液中の水分が失われ、いわゆるドロドロ血になり循環系の疾患(たとば脳梗塞や心筋梗塞など)になりやすいと考えられます。
 そこまでならなくても、汗をかくことで風邪をひきやすくなったり、低温やけどの危険もあります。とにかくこたつで寝るのはやめたほうがよいでしょう。
 ちなみに私はこたつで寝るときまって砂漠をさまよう悪夢にうなされ、1時間ほどで目が覚めてしまいます。

A. シルバーフォックスさんから

 まず第一に、コタツで寝ると低温火傷になるということを聞いたことがあります。低温火傷は、通常の火傷つまり熱湯などでする火傷に比べて、火傷の深さが深くなります。しかし、痛みなどがほとんどなく重傷になってしまうケースが多いようです。
 第二に脱水症状を起こしやすくなると聞いたことがあります。布団などで寝るのに比べて、汗を多くかき大変なことになるそうです。
 詳しいことは医師に聞くのがいいとおもいます。

A. あかぷよさんから

 子どもの頃、私も母に同じように注意され、
「なんでコタツで寝たらあかんのん?」
と聞いたときの回答は次のようなものでした。
 コタツは自ら熱を発している。一方、人間も自ら熱を発して、温まる能力がある。しかし、コタツで寝るとその能力が弱まり、自分で身体を温める力が弱くなる。すると、身体が冷えるので風邪をひいたりしやすくなる。
 今から考えると、かなり日常的にコタツで寝ないと、それだけからだが弱くなったりしない気もしますが、結構今でもそんな理由を信じてたりします。

A. アンギラスさんから

 こたつで寝たとき、最も身体に悪影響を与えるのは「低温やけど」です。
 体温よりも高い温度(40℃)のものに直接長時間触れ続けると、熱湯などに触れたときと同じように「火傷」をおこします。温度が高くなればなるほど、「低温やけど」に至る時間は短くなります。
 その旨は、電気毛布や暖房器具使い捨てカイロなどの注意書にも必ず書かれています。

A. 舞武(まいたけ)さんから

 もちろん、悪影響はあります。
 電気炬燵からは赤外線が出ていますが、これは体の内部まで熱が浸透しやすいものです。逆に内部から温められた熱は外に逃げにくく、長時間炬燵に入っていると段々熱が体内にこもってきて、最後には低温やけどを引き起こします。
 低温やけどが起きるまでの時間は約6時間。睡眠時間とほとんどど同じであるため、寝るのは大変危険で、最悪の場合、皮膚移植手術が必要となります。
 将来の体に大きな傷を残す可能性がありますので、厳重に注意してください。
 炬燵に限らず、あんかとかホットカーペット、電気毛布でも同様の現象が起きる可能性があります。くれぐれも使いすぎには用心してください。

麻生有美さん、ほさまさん、おとーさん、しこうさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。