Q. ずびずばさんからの疑問
年末が迫り、格闘技の話題をテレビで見かける機会が多くなりました。
ふと思ったのですがボクシング、プロレスなどの格闘技の試合をする「リング」。なぜリングと呼ぶのでしょうか?
★「リング」って、丸いですよね?(星田)
A. きくちゃんから
文献を調べたわけではありませんが、古代の競技場(闘技場)はローマのコロッセオのような円形だったので、「ring=競技場(闘技場)」だと理解していました。
実際に、アマチュアレスリングのマットは円形です。
A. やまおさんから
もともと格闘技の試合をする場所は円形でありました。だから「リング」と呼んでいたのです。
ところが、形勢が不利になると、意図的に「リング」から出て、体勢を立て直して戦う選手が現れはじめたのです。
そこで、ロープを張ろうということになったのですが、円形では、なかなかうまく張れません。ロープを張るために、しかたなく四角くしたのです。
A. 舞武さんから
古代ローマでは、格闘技を行う場所はコロシアムでした。そう、コロシアムは円形ですね。これがだんだん大衆化していき、広場で賭け格闘技が行われるようになりました。このときは、選手を大衆が円形に取り囲み、さらにその中にロープを張り巡らせていたと言います。
これがリングの語源と言われています。現在では四角形に簡易化しましたが、リングという名前はそのまま残ったようですね。
A. 異邦人さんから
リング(格闘技場)ですが、古代は平場(広場)で行われており、囲いはありませんでした。近代に入って格闘技が「賭け」の対象になり、選手が逃げられないように、観客がロープを持ち囲いを作るようになりました。
リングという言葉はここから始まったといってよいと思います。
1743年にジャック・ブロートンの作成したルールブックに、円形の格闘技場についての規定が掲載されています。その後、地面に直接杭を打ち、ロープを張るようになりましたが名前は変わりませんでした。
★筧さん、ごんたさん、シラユキさん、ボブさんからも回答をいただきました。ありがとうございました。
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