--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.494(2006.01.10)

Q. ずびずばさんからの疑問

 年末が迫り、格闘技の話題をテレビで見かける機会が多くなりました。
 ふと思ったのですが
ボクシング、プロレスなどの格闘技の試合をする「リング」。なぜリングと呼ぶのでしょうか?

「リング」って、丸いですよね?(星田)


A. きくちゃんから

 文献を調べたわけではありませんが、古代の競技場(闘技場)はローマのコロッセオのような円形だったので、「ring=競技場(闘技場)」だと理解していました。
 実際に、アマチュアレスリングのマットは円形です。

A. やまおさんから

 もともと格闘技の試合をする場所は円形でありました。だから「リング」と呼んでいたのです。
 ところが、形勢が不利になると、意図的に「リング」から出て、体勢を立て直して戦う選手が現れはじめたのです。
 そこで、ロープを張ろうということになったのですが、円形では、なかなかうまく張れません。ロープを張るために、しかたなく四角くしたのです。

A. 舞武さんから

 古代ローマでは、格闘技を行う場所はコロシアムでした。そう、コロシアムは円形ですね。これがだんだん大衆化していき、広場で賭け格闘技が行われるようになりました。このときは、選手を大衆が円形に取り囲み、さらにその中にロープを張り巡らせていたと言います。
 これがリングの語源と言われています。現在では四角形に簡易化しましたが、リングという名前はそのまま残ったようですね。

A. 異邦人さんから

 リング(格闘技場)ですが、古代は平場(広場)で行われており、囲いはありませんでした。近代に入って格闘技が「賭け」の対象になり、選手が逃げられないように、観客がロープを持ち囲いを作るようになりました。
 リングという言葉はここから始まったといってよいと思います。
 1743年にジャック・ブロートンの作成したルールブックに、円形の格闘技場についての規定が掲載されています。その後、地面に直接杭を打ち、ロープを張るようになりましたが名前は変わりませんでした。

筧さん、ごんたさん、シラユキさん、ボブさんからも回答をいただきました。ありがとうございました。