--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.495(2006.01.13)

Q. Mr.Qさんからの疑問

 大きな水族館でよく見かけるのは、さまざまな種類の魚が混泳している大きな水槽です。
 その中にサメがいるのもよく見かけます。
このサメですが、他の魚を食べたり襲ったりしないのでしょうか!?

Q. Mr.Qさんからの疑問

 私は水族館が大好きなんですが、いつも不思議に思うことがあります。
 水族館の魚は一つの水槽にあんなにたくさんの魚がいて、喧嘩をしないのかな? 海では水槽と同じ種類の魚がいっしょに泳いでいるのかな?
 水槽にあんなに魚が入っているのは日本だけ、なんてことも聞いたことがありますが、どうなんでしょうか?

ほぼ同時期に、似たような内容の疑問を頂きました。さて、答えられますか?(星田)


A. knさんから

 水族館にいる肉食魚たちは、それぞれにあった餌を定期的に豊富に与えられているので、いつも満腹かそれに近い状態でいます。したがって、他の魚を追いかけないのだと聞いたことがあります。

A. ごんたさんから

 サメもお腹が空いていれば襲うと思いますが、定期的に餌を与えられている間は無闇に襲いはしないのでしょう。
 また、サメは臭いに敏感と聞きます。傷ついた魚は食べられてしまっているかとは思いますが、水槽で滅多に傷つくことはないと思われるので、ほとんどそういう光景を見かけないのだと思います。

A. アンギラスさんから

 答えは簡単、「エサが十分与えられているため、満腹状態(空腹ではない)から」です。通常、肉食動物は満腹の時に獲物を襲うような無駄な殺生はしません。
 サメは変温動物であり体温維持などの必要がなく、恒温動物(イルカ等)に比べて消費カロリーが少なくて済む(基礎代謝が低い)ので、映画『ジョーズ』に出てきたような大きな人食いザメなどでも、1日1回約2kg程度の魚肉で十分で、サメはそれを一口でパクっと食べてしまいます。
 だからサメがエサを食べているところが、あまり人目に触れないのかもしれません。
 もうひとつの疑問、なぜ違う種類の魚を一つの水槽で飼っても喧嘩しないのか? については、残念ながらわかりません(汗)。

A. ごまさばさんから

 地元の大きな水族館では、巨大な水槽の中にサメと他の魚が多数泳いでいて、その中に水族館のダイバーが入り、魚たちの説明をし、質問に答えるというコーナーがあります。そのとき、子どもが係の方に同様の質問していたことを思い出しました。
 確か、そのときに係りの人は、このような回答としていたと記憶しています。 サメにはいつも充分なエサを与えていて、いつもおなかいっぱいにしているので、一緒に泳いでいる魚を食べない……と。
 しかし、サメのおなかが減るタイミングを逃すと大変なことになりますね。それにどのようにして、サメだけにエサを与えているのかは分かりませんでした。

A. ケンさんから

 水族館の水槽の中で、小さい魚が食べられることは実際あるようで、夜の間に数が減っていることもあるようです。
 はっきりと食べる・食べられる関係にある魚同士は一緒にしないとか、小さい魚の隠れる場所を作ったりとか、工夫するようですが、それでも減れば補充するそうです。
 水槽を新設したり取り替えたリするときは、大きな魚から入れると、後から入れる小さな魚をエサと思って食べてしまうため、小さい魚から順に入れていくそうです。

A. きくちゃんから

 先日、新江ノ島水族館で館員に尋ねました。
 新江ノ島水族館には相模湾大水槽という巨大な水槽があり、数え切れないほどの種類の魚が数え切れないほど泳いでいます。イワシのような小さなものから、大型のエイやシイラ等々。見ていると時間の経つのを忘れてしまいます。小さい子どもなど、わーわーきゃーきゃー、大興奮状態になっていました。
 館員の答えは「食べられます」でした。
 大型の肉食魚は小型のイワシやアジを食べるので、定期的に補充しているということでした。大型の魚が餌を求めてイワシの群に突進していくところが、「見もの」の一つだそうです。
 サメはいませんでしたが同様でしょう。

アナさん、漁師さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。