Q. Julianさんからの疑問
女性は元来、メカに弱いというのが「定説」です。
ビデオとテレビをつなげなかったり、パソコンのセットアップができなかったり……。これらを頼まれる男友達は「配線くん」などと呼ばれ、「アッシー」などと同じ扱いでした。
ところが、最近の特に若い女性はパソコンや携帯電話、デジカメなど、デジタル製品を以前よりもうまく使いこなしているように思えるのです。女性は進化したのでしょうか?
★「おおざっぱ」に言って、「女性は電子機器が苦手」と言われていましたが、最近ではそうではない。では、何が変わってきてそうなったのか? ――という疑問ですね。(星田)
A. 江戸川三連豚さんから
以前となんら変わってないと思いますよ。
パソコンで言えばノートを好むのは女性の方が強い気がします。「一体化」していますから、とりあえず配線しなくても使えますからね。それでもデスクトップの方が長い目で見て費用的にに有利ですので「やる人は女性でもやる」ようです。
ビデオやDVDデッキなどを購入したときに、家電店が有料(あるいは無料)で配線をやってくれます。必要なサービスは業者がやってくれるようになったので、周辺に頼まなくなったのではないでしょうか。
A. くりさんから
私は女性ですが「配線くん」は必要ないです。デジタル関連の設定は大好きです。
パソコンのセットアップは、サポートセンターに電話をして教えてもらいながら自分で設定をしました。新しく買い直したときは、データーバックアップも書籍やネットでやり方を探して自力でやりました。ビデオの配線も携帯電話もデジカメもプリンターも説明書があれば自分でやります。私の友人も自力でやっている人は結構います。
男女に関係なく苦手な人は苦手だと思うのですが、女性だけ苦手という面が強調されただけではないですか? 男性に比べて苦手な人が多いのかもしれませんが。
A. ピチピチソーハッピーさんから
メーカーや販売店のアフターサービスの充実が配線君が必要なくなった理由だと思います。
家電製品を配達してもらうときに、一緒に配線もしてくれました。パソコンのセットアップもメーカーのコールセンターが丁寧に教えてくれたり、自宅に人が来てくれて設定してくれるサービスもあります。またプロバイダーによっては女性には女性の係が来てくれるサービスもあるそうです。友人はそれを利用したそうです。
私は男性ですが、自分が電化製品を買ったときのことや女性の友人の話などからこのように思います。携帯電話は通話と簡単なメールしか使えない私も不思議です。
配線を理由に女性の家に上がることがなくなったのは寂しいことです。
A. 舞武さんから
確かに最近、若い女性はメカに強くなってきましたね。
おそらく、幼いときに既に多くの機械があったからというのが一つ。また、働く女性が増え、将来の選択肢が増えたため、今まではほとんどなかったエンジニア系へも進む人が表立って見られるようになったというのが一つ。
ただ、もう一つ次のような原因もあるかと。
一般的に男性は、ある物の「仕組み」を考えたり、組み立ててみたりするのが得意です。何が動いたら、次にどこが動いて……と、連鎖的に全体の仕組みを追って行く作業に特化した想像力もあります。したがって、物に対して向けられる好奇心は強いです。そのため、平均的に見てメカを使うのをさほど苦としません。
対して女性は、そういった思考に対しては不得手です。何か物を見て、その使い方を自分で考えると言うのはちょっと面倒のようで。だから、新しい機械などが出ると、物怖じしてしまうみたいですね。
しかし、女性は人と話したり、言葉でいろいろな物を表現するのがとても得意で、好奇心はこちらに向いています。一般的に言って、機械をいじるより、人と話している方が好きなわけで。
さて、ここで登場するのが携帯電話です。携帯電話自体は機械です。が、それを使って行うのはおしゃべりです。メール、カメラ、チャットなど、楽しいコミュニケーションを取る手段でいっぱいです。新機種だってバンバン出てます。そうしたら、携帯電話の使い方もあれこれ試してみるでしょう。
ここで、コミュニケーションへの好奇心と、機械への好奇心がつながります。若い人なら非常に使い方を覚える吸収率もいいです。
こうやって、自分から進んでメカ使う機会が増えたため、他の機械類に対して物怖じする人が減ったのではないでしょうか。
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